FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.3-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.2-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 関連項目 | 作者
EFIRT(9)               FreeBSD カーネル開発者マニュアル               EFIRT(9)

名称
     efirt, efi_rt_ok, efi_get_table, efi_get_time, efi_get_time_capabilities,
     efi_reset_system, efi_set_time, efi_var_get, efi_var_nextname,
     efi_var_set -- UEFI 実行時サービスへのカーネルアクセス

書式
     options EFIRT

     #include <sys/efi.h>

     int
     efi_rt_ok(void);

     int
     efi_get_table(struct uuid *uuid, void **ptr);

     int
     efi_get_time(struct efi_tm *tm);

     int
     efi_get_time_capabilities(struct efi_tmcap *tmcap);

     int
     efi_reset_system(enum efi_reset type);

     int
     efi_set_time(struct efi_tm *tm);

     int
     efi_var_get(uint16_t *name, struct uuid *vendor, uint32_t *attrib,
           size_t *datasize, void *data);

     int
     efi_var_nextname(size_t *namesize, uint16_t *name, struct uuid *vendor);

     int
     efi_var_set(uint16_t *name, struct uuid *vendor, uint32_t *attrib,
           size_t *datasize, void *data);

解説
     次の呼び出しのすべては、UEFI 実行時サービスが利用可能でないなら、ENXIO を
     返します。efirt は、amd64 と arm64 でのみ現在利用可能です。

     efi_rt_ok() は、UEFI 実行時サービスが存在し、機能的であるなら、0 を返し、
     そうでなければ、ENXIO を返します。

     efi_get_table() 関数は、UEFI システムテーブルから uuid によるテーブルを取
     得します。テーブルが見つかったか、アドレスで *ptr を投入するなら、0 を返
     します。設定テーブルまたはシステムテーブルが未設定であるなら、ENXIO を返
     します。要求されたテーブルを見つけることができなかったなら、ENOENT を返し
     ます。

     efi_get_time() 関数は、利用可能であるなら、RTC から現在の時刻を取得しま
     す。成功するなら、0 を返し struct efi_tm を投入します。struct efi_tm が
     NULL であるなら、EINVAL を返し、時間がハードウェアエラーのために取り出す
     ことができないなら、EIO を返します。

     efi_get_time_capabilities() 関数は、RTC からケーパビリティを取得します。
     成功するなら、0 を返し、struct efi_tmcap を投入します。struct efi_tm が
     NULL であるなら、EINVAL を返し、時間がハードウェアエラーのために取り出す
     ことができないなら、EIO を返します。

     efi_reset_system() 関数は、システムのリセットを要求します。type 引数は、
     enum efi_reset 値の 1 つを指定できます:

     EFI_RESET_COLD      システムのコールド (cold) リセットを実行し、再起動し
                         ます。

     EFI_RESET_WARM      システムのウォーム (warm) リセットを実行し、再起動し
                         ます。

     EFI_RESET_SHUTDOWN  システムからの電源を切ります。

     efi_set_time() 関数は、渡された struct efi_tm によって記述された時間に
     RTC で時間を設定します。成功すれば、0 を返し、時間フィールドが範囲外であ
     るなら、EINVAL を返し、時間がハードウェアエラーのために設定することができ
     ないなら、EIO を返します。

     efi_var_get() 関数は、vendorname によって識別される変数を取り出しま
     す。成功すれば、0 を返し、attrib, datasizedata を投入します。そうでな
     ければ、次のエラーの 1 つが、返されます:

     ENOENT     変数が見つけられませんでした。

     EOVERFLOW  datasize は、変数データを保持するために十分ではありません。
                namesize は、要求を完了するために必要なサイズを反映するように
                更新されます。

     EINVAL     name, vendor または datasize の 1 つは、NULL です。代わりに、
                datasize は、応答を保持するために十分に大きいですが、data は、
                NULL です。

     EIO        変数は、ハードウェアエラーのため取り出すことができませんでし
                た。

     EDOOFUS    変数は、認証失敗のために取り出すことができませんでした。

     efi_var_nextname() 関数は、変数の列挙のために使用されます。
     efi_var_nextname() への初期の呼び出しで、name は、空の文字列であるべきで
     す。その後の呼び出しは、ENOENT が返されるまで、返された最後の namevendor に渡されるべきです。次の変数のデータで、0 を返し、namesize, namevendor を投入します。そうでなければ、次のエラーの 1 つを返します:

     ENOENT     次の変数が見つけられなかった。

     EOVERFLOW  datasize が、変数データを保持するために十分ではありません。
                namesize は、要求を完了するために必要なサイズを反映するように
                更新されます。

     EINVAL     name, vendor または datasize の 1 つは、NULL です。

     EIO        変数が、ハードウェアエラーのため取り出されなかった。

     efi_var_set() 関数は、namevendor によって記述された変数を設定します。
     変数が成功したなら、0 を返します。そうでなければ、次のエラーの 1 つを返し
     ます:

     EINVAL     attrib が、属性の無効の組み合わせであったか、datasize が、最大
                の許可されたサイズを越えているか、または、name が、空の Uni
                code の文字列のいずれかです。

     EAGAIN     十分な記憶行きが、変数とそのデータを保持するために利用可能では
                ありません。

     EIO        変数が、ハードウェアエラーのため保存できませんでした。

     EROFS      問題の変数が、読み込み専用であるか、または削除できません。

     EDOOFUS    変数が、認証失敗のために設定することができませんでした。

     ENOENT     更新されるか、または削除することを試みる変数が、見つけられませ
                んでした。

関連項目
     efidev(4)

作者
     このマニュアルページは、Kyle Evans <kevans@FreeBSD.org> によって書かれま
     した。

FreeBSD 13.0                   December 11, 2018                  FreeBSD 13.0

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索