日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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VMSTAT(8) FreeBSD システム管理者マニュアル VMSTAT(8) 名称 vmstat -- 仮想メモリの統計を報告する 書式 vmstat [--libxo] [-afHhimoPsz] [-M core [-N system]] [-c count] [-n devs] [-p type,if,pass] [-w wait] [disks ...] [wait [count]] 解説 vmstat ユーティリティは、プロセス、仮想メモリ、ディスク、トラップと cpu 活動に関して維持されている特定のカーネル統計を報告します。 -M オプションが指定されないなら、情報は、sysctl(3) インタフェースを通して 現在実行しているカーネルから取得されます。そうでなければ、情報は、指定さ れたカーネルイメージから (またはデフォルトのイメージから) 名前リストを使 用して、指定されたコアファイルから読み込まれます。 オプションは、次の通りです: --libxo 異なる人間とマシンに読み込み可能な形式の選択で libxo(3) を通して 出力を生成します。コマンド行の引数に関する詳細については、 xo_parse_args(3) を参照してください。 -a -i と共に使用されたとき、生成されていない割り込みに関する統計を含 めます。 -c count 回表示を繰り返します。最初の表示は、リブートからの時間であ り、それぞれ続く報告は、最後の表示からの期間です。繰り返しの count が指定されず、-w が指定されているなら、デフォルトは、無限 で、そうでなければ、デフォルトは、1 です。 -f システム起動以来の fork(2), vfork(2) と rfork(2) システムコールの 数と各々に含まれる仮想メモリのページの数を報告します。 -h メモリカラムをより容易に人間に読み込み可能な形式に変更します。標 準出力が端末デバイスであるなら、デフォルトです。 -H メモリカラムを連続した数に変更します。標準出力が (スクリプトのよ うな) 端末デバイスでないなら、デフォルトです。 -i システム起動以来の各デバイスによって取られた割り込みの数に関して 報告します。 -M 指定された core からの名前リストに関連した値を抽出します。 -N -M もまた指定されるなら、デフォルトであるシステムがブートしたカー ネルイメージの代わりに指定された system から名前リストを抽出しま す。 -m タイプによって malloc(9) を使用して割り付けられたカーネルの動的な メモリの使用法を報告します。 -n 表示するディスクの最大数をデフォルトの 2 から変更します。 -o 各オブジェクトによって使用されるシステムの仮想メモリオブジェクト のリストと常駐メモリを表示します。 -P cpu ごとのシステム/ユーザ/アイドルの cpu 統計を報告します。 -p 表示するデバイスのタイプを指定します。3 つの異なるカテゴリのデバ イスがあります: デバイスタイプ: da ダイレクトアクセスデバイス sa シーケンシャルアクセスデバイス printer プリンタ proc プロセッサデバイス worm ライトワンスリードマルチプル (Write Once Read Multiple) デバイス cd CDデバイス scanner スキャナデバイス optical オプティカルメモリデバイス changer メディアチェンジャデバイス comm 通信デバイス array 記憶アレイデバイス enclosure エンクロージャサービスデバイス floppy フロッピデバイス インタフェース: IDE Integrated Drive Electronics デバイス SCSI Small Computer System Interface デバイス other 他のデバイスインタフェース パススルー: pass パススルーデバイス ユーザは、少なくとも 1 つのデバイスタイプを指定しなければならず、 各カテゴリから多くても 1 つのデバイスタイプを指定します。単一のデ バイスタイプの文の複数のデバイスタイプは、コンマによって区切られ なければなりません。 -p 引数は、いくつでも、コマンド行で指定されます。すべての -p 引数 は、システムのすべてのデバイスが比較される照合の式を書式化するた めにともに論理和 (OR) されます。完全にどんなあらゆる -p 引数と完 全に一致するあらゆるデバイスは、2 つデバイス、またはユーザによっ て指定されたデバイスの最大数まで、vmstat の出力に含まれます。 -s システムの起動以来に起こったイベントを関連付けされるいくつかの種 類のページングの合計数を与えて、sum 構造体の内容を表示します。 -w 各表示の間に wait 秒停止します。繰り返しの wait インターバルが指 定されないなら、デフォルトは、1 秒です。vmstat コマンドは、整数で ない秒の数を受け付けます。 -z ゾーンによってカーネルゾーンアロケータ uma(9) によって使用される メモリを報告します。 wait と count 引数は、最終の引数として、disks 引数の前、またはそれらのフ ラグなしで、コマンド行のあらゆる時点でそれらのそれぞれのフラグの後に与え られます。後の形式は、後方互換性のための受け付けられますが、曖昧さを回避 するために -w と -c を付けて形式を使用するために優先されます。 デフォルトで、vmstat は、次の情報を表示します: procs 様々な状態のスレッドの数に関する情報。 r 実行しているか、または実行中のキュー b リソースのためにブロックされる (i/o、ページングなど) w スワップアウト memory 仮想メモリと実際のメモリの使用法に関する情報。 マップされた仮想メモリは、マップされた仮想メモリオブジェクトに属 している仮想ページのすべての合計です。たとえオブジェクトのページ のサブセットだけが現在マップされたとしても、全体のメモリオブジェ クトのサイズがマップされているとみなされていることに注意してくだ さい。この統計量は、実際のメモリをトレースするために使用されるア クティブなページのキューと関連していません。 avm マップされた仮想メモリ (vmstat 出力でアクティブである以前 に呼び出された) fre フリーリストのサイズ page ページフォルトとページングの活動に関する情報。これらは、秒単位で 与えられます。 flt ページフォルトの合計数 re 再要求されるページ (参照ビットをシミュレートして) pi ページインされたページ po ページアウトされたページ fr 解放されたページ sr ページデーモンによってスキャンされたページ disks 毎ごとのディスク操作 (このフィールドは、システム依存です)。一般的 に、ページングは、利用可能なドライブに渡って分割されます。フィー ルドのヘッダは、ディスク名の最初の 2 文字とユニット番号です。2 つ を超えるディスクドライブがシステムで設定されるなら、そしてユーザ が表示されるドライブの数を増加させるために -n 引数を指定しないな ら、vmstat は、最初の 2 つのドライブだけを表示します。しかしなが ら、これは、恐らく表示が 80 カラムを超過します。特定のドライブを 表示することを vmstat に強制するために、それらの名前は、コマンド 行で供給されます。デフォルトで、vmstat ユーティリティは、最初に ディスクを表示し、次にシステムに多くのデバイスがあるなら、デバイ スを 2 つまで追加するシステムの様々な他のランダムデバイスを表示し ます。デバイスがコマンド行で指定されるなら、またはデバイスタイプ の一致するパターンが指定されるなら (上記参照)、vmstat は、与えら れたデバイス、またはパターンと一致するデバイスのみを表示し、シス テムの他のデバイスをランダムに選択しません。 faults 秒単位のトラップ/割り込みの割合 in デバイスは、(クロック割り込みを含んで) 割り込みます sy システムコール cs cpu のコンテキストスイッチ cpu CPU 時間の使用量のパーセンテージの内訳。 us 通常と低い優先度のプロセスのためにユーザ時間 sy システムと割り込み時間 id cpu のアイドル 関連ファイル /boot/kernel/kernel デフォルトのカーネルの名前リスト /dev/kmem デフォルトのメモリファイル 使用例 次のコマンド: vmstat -w 5 は、システムが 5 秒ごとに行っていることを印刷 (表示) します。 次のコマンド: vmstat -p da -p cd -w 1 は、最初の 2 つのダイレクトアクセスまたは CDROM デバイスを選択することを vmstat に伝え、他のシステムの秒ごとの統計と同様に、それらのデバイスに関す る統計を表示します。 関連項目 fstat(1), netstat(1), nfsstat(1), ps(1), systat(1), libmemstat(3), libxo(3), xo_parse_args(3), gstat(8), iostat(8), pstat(8), sysctl(8), malloc(9), uma(9) Installing and Operating 4.3BSD の ``Interpreting system activity'' で始 まるセクション。 バグ -c と -w オプションは、デフォルト出力でのみ利用可能です。 FreeBSD 11.4 January 18, 2018 FreeBSD 11.4