日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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TMPFILE(3) FreeBSD ライブラリ関数マニュアル TMPFILE(3) 名称 tempnam, tmpfile, tmpnam -- 一時ファイルルーチン ライブラリ 標準 C ライブラリ (libc, -lc) 書式 #include <stdio.h> FILE * tmpfile(void); char * tmpnam(char *str); char * tempnam(const char *tmpdir, const char *prefix); 解説 tmpfile() 関数は、ルーチン mkstemp(3) によって返されたファイル記述子に関 連するストリームへのポインタを返します。作成されたファイルは、tmpfile() が返る前にアンリンク (削除) され、ファイルは、そのファイルへの最後の参照 がクローズされたときに、自動的に削除されます。ファイルは、アクセス値 `w+' でオープンされます。ファイルは、環境変数 TMPDIR が設定されているなら、そ れによって決定されるディレクトリに作成されます。デフォルト位置は、TMPDIR が設定されていないなら、/tmp です。 tmpnam() 関数は、過去のある不確定な時点で既存のファイルを参照していなかっ た、P_tmpdir ディレクトリのファイル名へのポインタを返します。P_tmpdir は、インクルードファイル <stdio.h> で定義されています。引数 str が NULL でないなら、ファイル名は、それが参照するバッファにコピーされます。そうで なければ、ファイル名は、静的バッファにコピーされます。いずれにしても、 tmpnam() は、そのファイル名へのポインタを返します。 str によって参照されるバッファは、少なくとも L_tmpnam バイトの長さである と期待されています。L_tmpnam は、インクルードファイル <stdio.h> で定義さ れています。 tempnam() 関数は、tmpnam() に似ていますが、一時ファイルを含むディレクトリ とファイル名の接頭辞を指定する能力を提供しています。 (設定されているなら) 環境変数 TMPDIR、(NULL でないなら) 引数 tmpdir、ディ レクトリ P_tmpdir とディレクトリ /tmp は、一時ファイルを格納するディレク トリとして、リストされた順番で試みられます。 NULL でないなら、引数 prefix は、ファイル名が作成される最初の部分となる、 ファイル名の接頭辞を指定するために使用されます。tempnam() 関数は、ファイ ル名を格納するためのメモリを割り付けます。返されたポインタは、その後の、 free(3) の引数として使用されます。 戻り値 tmpfile() 関数は、成功すれば、オープンしたファイルストリームへのポインタ を返し、エラーとなるなら、NULL ポインタを返します。 tmpnam() と tempfile() 関数は、成功すれば、ファイル名へのポインタを返し、 エラーとなるなら、NULL ポインタを返します。 環境変数 TMPDIR [tempnam() のみ] 設定されているなら、一時ファイル格納されるディレ クトリ。TMPDIR は、issetugid(2) が真であるプロセスに対して無視さ れます。 互換性 これらのインタフェースは、System V と ANSI 互換性のみ提供されます。 これらの関数のほとんどの歴史的な実装では、ファイル名が再利用され始める前 に、指定できるる一時ファイル名の限定された数 (通常 26) のみ提供していま す。これらの関数 (と mktemp(3)) の System V の実装は、一時ファイルを作成 するかどうかを判断するために access(2) システムコールを使用します。これに は、setuid または setgid プログラムのこれらのインタフェースの移植性のある 使用を複雑にして、そのようなプログラムに対して明らかな悪影響があります。 tmpfile() インタフェースは、ユーザが一時ファイルを公開して読み込み可能で 書き込み可能にしたくない可能性があるなら、他のシステムで使用されることが 予想されるソフトウェアで使用されるべきではありません。 エラー tmpfile() 関数は、失敗して、ライブラリ関数 fdopen(3) または mkstemp(3) で 明記されたエラーのいずれかを、グローバル変数 errno に設定します。 tmpnam() 関数は、失敗して、ライブラリ関数 mktemp(3) で明記されたエラーの いずれかを errno に設定します。 tempnam() 関数は、失敗して、ライブラリ関数 malloc(3) または mktemp(3) で 明記されたエラーのいずれかを errno に設定します。 関連項目 mkstemp(3), mktemp(3) 規格 tmpfile() と tmpnam() 関数は、ISO/IEC 9899:1990 (``ISO C90'') に適合して います。 セキュリティの考察 tmpnam() と tempnam() 関数は、実行プログラムの特権のレベルによって、悪意 があるユーザがシステムの任意のファイルを場合によって上書きできる、ファイ ル名の選択とファイルの作成の間で起こる競合条件に影響を受けやすくなりま す。さらに、ファイルのパーミッション (許可) を指定する手段はありません。 mkstemp(3) が、これらの関数の代わりに使用することを強くお勧めします。 FreeBSD 11.4 March 18, 2007 FreeBSD 11.4