日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
STRINGS(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル STRINGS(1)
名称
strings -- ファイル中の印刷可能な文字列を印刷 (表示) する
書式
strings [-a | --all] [-e encoding | --encoding=encoding] [-f | --print-
file-name] [-h | --help] [-n number | --bytes=number | -number]
[-o] [-t radix | --radix=radix] [-v | --version] [file ...]
解説
指定された file ごとに、strings ユーティリティは、すくなくとも n 文字の長
さで印刷可能でない文字が続く、印刷可能な文字の連続するシーケンスを印刷
(表示) します。n のデフォルト値は、4 です。デフォルトで、strings ユーティ
リティは、ELF オブジェクトの初期設定セクションとロードされるセクションの
みをスキャンします。他のファイルタイプについては、全体のファイルがスキャ
ンされます。strings ユーティリティは、主に、テキストでないファイルの内容
を判断するために使用されます。
ファイル名が引数として指定されないなら、標準入力が読み込まれます。
次のオプションが利用可能です:
-a | --all
ELF オブジェクトについて、印刷可能な文字列のために全体のファイル
をスキャンします。
-e encoding | --encoding=encoding
文字列を検索する間に使用されるエンコーディングされる文字を選択し
ます。引数 encoding のための有効な値は、次の通りです:
s 単一の 7 ビットバイト文字に対して (ASCII, ISO 8859)。
S 単一の 8 ビットバイト文字に対して。
l 16 ビットのリトルエンディアンに対して。
b 16 ビットのビッグエンディアンに対して。
L 32 ビットのリトルエンディアンに対して。
B 32 ビットのビッグエンディアンに対して。
デフォルトは、文字が、単一の 7 ビットのバイトを使用してエンコード
されると仮定することです。
-f | --print-file-name
各文字列の前にファイルの名前を印刷 (表示) します。
-h | --help
使用法の要約を印刷 (表示) して、終了します。
-n number | --bytes=number | -number
4 文字のデフォルトの代わりに、少なくとも number 文字の長さの連続
するシーケンスを印刷 (表示) します。引数 number は、正の 10 進数
の整数を指定するべきです。
-o -t o を指定することと同様です。
-t radix | --radix=radix
指定された基数を使用して、各文字列の前にファイルの始めからのオフ
セットを印刷 (表示) します。引数 radix のための有効な値は、次の通
りです:
d 10 進数に対して
o 8 進数に対して
x 16 進数に対して
-v | --version
バージョン識別子を表示して、終了します。
終了ステータス
ユーティリティ strings は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終
了します。
使用例
使用している /bin/ls の文字列を表示するために:
$ strings /bin/ls
使用している /bin/ln のすべてのセクションの文字列を表示するために:
$ strings -a /bin/ln
ファイル名と使用しているファイル内のオフセットを前に付けて /bin/cat のす
べてのセクションの文字列を表示するために:
$ strings -a -f -t x /bin/cat
関連項目
ar(1), nm(1), objdump(1), ranlib, readelf(1), size(1)
歴史
最初の FreeBSD の strings は、FreeBSD 3.0 で登場しました。それは、後に、
i386 のみの a.out 形式が、ELF を支持して落とされたとき、FreeBSD 5.0 で中
止されました。
作者
strings ユーティリティは、S.Sam Arun Raj <samarunraj@gmail.com> によって
書き直されました。このマニュアルページは、S.Sam Arun Raj
<samarunraj@gmail.com> によって書かれました。
FreeBSD 11.4 January 24, 2016 FreeBSD 11.4