日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
Table of Contents
STE(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル STE(4) 名称 ste -- Sundance Technologies ST201 ファーストイーサネットデバイスドライバ 書式 このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル 設定ファイルに置きます: device miibus device ste もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため には、次の行を loader.conf(5) に置きます: if_ste_load="YES" 解説 ste ドライバは、PCI イーサネットアダプタと Sundance Technologies ST201 PCI ファーストイーサネットコントローラチップに基づく組み込みコントローラ のサポートを行ないます。これは、D-Link DFE-550TX と DFE-530TXS の両方を含 んでいます。 Sundance ST201 は、バスマスタ DMA を使用して、3Com Etherlink XL workalike になるように設計されます。それは、同じ DMA 記述子構造体を使用して、作動中 は、たいへん良く似ています。しかしながら、レジスタレイアウトは、異なって います。ST201 は、64 ビットのマルチキャストハッシュフィルタとステーション アドレスのための単一の完全なフィルタエントリがあります。MII トランシーバ を使用して全二重か半二重のいずれかで、10Mbps と 100Mbps の速度の両方をサ ポートします。 ste ドライバは、次のメディアタイプをサポートします: autoselect メディアタイプとオプションの自動選択を有効にしま す。ユーザは、/etc/rc.conf にメディアオプションを加 えることによって、手動で自動選択モードを無効にでき ます。 10baseT/UTP 10Mbps オペレーションを設定します。mediaopt オプ ションも全二重または半二重モードのいずれかを選択す るために使用できます。 100baseTX 100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設 定します。mediaopt オプションも全二重または半二重 モードのいずれかを選択するために使用できます。 ste ドライバは、次のメディアオプションをサポートします: full-duplex 全二重オペレーションを強制的に設定します。 half-duplex 半二重オペレーションを強制的に設定します。 このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、ifconfig(8) を参照 してください。 ハードウェア ste ドライバは、次を含む Sundance Technologies ST201 に基づくファースト イーサネットアダプタと組み込みコントローラのサポートします: • D-Link DFE-530TXS • D-Link DFE-550TX • D-Link DFE-580TX SYSCTL 変数 次の変数は、sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方で利用可能です: dev.ste.%d.int_rx_mod RX 割り込みを遅延する最大の時間。有効な範囲は、1us の単位で 0 か ら 209712 です、デフォルトは、150 (150us) です。値 0 は、事実上、 RX 割り込み緩和 (moderation) を無効にします。タイマの分解能は、約 3.2us であるので、3.2us より細かな調整は、できません。インタ フェースは、変更の効果を得る前に落して、再び上げる必要はありませ ん。 診断 ste%d: couldn't map ports/memory 致命的な初期化エラーが生じました。 ste%d: couldn't map interrupt 致命的な初期化エラーが生じました。 ste%d: watchdog timeout デバイスがネットワークに応答を止めたか、または ネットワーク接続 (ケーブル) に関する問題があります。 ste%d: no memory for rx list ドライバは、受信リングのための mbuf の割り 付けに失敗しました。 ste%d: no memory for tx list パッドバッファを割り付けるか、クラスタへ mbuf チェーンを折りたたむ場合、ドライバは、送信リングのための mbuf の割り 付けに失敗しました。 ste%d: chip is in D3 power state -- setting to D0 このメッセージは、パ ワーマネージメントをサポートするアダプタだけにあてはまります。いくつかの オペレーティングシステムは、シャットダウンするとき、コントローラを低消費 電力モードにし、いくつかの PCI BIOS は、それを設定する前に、この状態で チップを明らかにすることに失敗します。コントローラは、D3 状態で PCI 設定 のすべてを失うので、BIOS が時間内にそれをフルパワーモードに戻せない場合、 正しくそれを設定することができません。ドライバは、この状態を検出して、D0 (フルパワー) 状態にアダプタを戻しますが、これは、ドライバを完全な操作状態 に復帰するためには、十分ではありません。利用者がブート時にこのメッセージ を見つけ、ドライバがネットワークインタフェースとしてデバイスのアタッチに 失敗した場合、利用者は、デバイスを適切に設定させるためにウォームブートを 実行しなければなりません。 この状態は、別のオペレーティングシステムからウォームブートするときのみ生 じることに注意してください。FreeBSD をブートする前に利用者のシステムをパ ワーダウンする場合、カードは、正しく設定されるはずです。 関連項目 altq(4), arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), polling(4), vlan(4), ifconfig(8) Sundance ST201 data sheet, http://www.sundanceti.com. 歴史 ste デバイスドライバは、FreeBSD 3.0 ではじめて登場しました。 作者 ste ドライバは、Bill Paul <wpaul@ee.columbia.edu> によって書かれました。 FreeBSD 11.4 December 24, 2009 FreeBSD 11.4