日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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SIGTIMEDWAIT(2) FreeBSD システムコールマニュアル SIGTIMEDWAIT(2) 名称 sigtimedwait, sigwaitinfo -- キューに入れられたシグナルをウェートする (リ アルタイム) ライブラリ 標準 C ライブラリ (libc, -lc) 書式 #include <signal.h> int sigtimedwait(const sigset_t *restrict set, siginfo_t *restrict info, const struct timespec *restrict timeout); int sigwaitinfo(const sigset_t * restrict set, siginfo_t * restrict info); 解説 set によって指定されたシグナルのいずれも保留中 (pending) でないなら、 sigtimedwait() が timeout によって参照される timespec 構造体で指定された 時間の間隔をウェート (待つ) することを除いて、sigtimedwait() システムコー ルは、sigwaitinfo() と同等です。timeout によって指された timespec 構造体 が 0 以外の値であり、set によって指定されたシグナルのいずれも保留中でない なら、sigtimedwait() は、直ちにエラーで返ります。timeout が NULL ポインタ であるなら、振る舞いは、未特定です。CLOCK_MONOTONIC クロックは、timeout 引数によって指定された時間の間隔を測定するために使用されます。 sigwaitinfo() システムコールは、set によって指定された設定からの保留中の シグナルを選択します。範囲 SIGRTMIN から SIGRTMAX の複数の保留中のシグナ ルのどれかが選択されるならば、それは、最も低く番号付けられたものとなる しょう。リアルタイムと非リアルタイムシグナルの間、または、複数の保留中の 非リアルタイムシグナルの間の選択順序は、不特定です。呼び出し時点で set で のシグナルが保留中でないなら、set の 1 つ以上のシグナルが保留中になるまで か、またはアンブロックされ、シグナルをキャッチすることよって割り込まれる まで、呼び出しスレッドは、サスペンドされます。 sigwaitinfo() システムコールは、info 引数が NULL であるなら、sigwait() シ ステムコールと同等です。info 引数が NULL でないなら、sigwaitinfo() 関数 は、選択されたシグナル番号が si_signo メンバに格納されるものとし、シグナ ルの原因が si_code メンバに格納されるものとすることを除いて、sigwait() と 同等です。このほかに、sigwaitinfo() と sigtimedwait() システムコールは、 sigwait() 関数のために許可されていない、シグナルによって割り込まれるな ら、EINTR を返します。 任意の値が選択されたシグナルのためにキューに入れられるなら、最初にそのよ うなキューに入れられた値がデキュー (キューから出) され、info 引数が NULL でないなら、値は、info の si_value メンバに格納されます。シグナルをキュー に入れるために使用されるシステムリソースは、解放して、他の使用のためにシ ステムに返します。値がキューに入れられないなら、si_value メンバの内容は、 0 の値にされます。さらなるシグナルが選択されたシグナルのためにキューに入 れられないなら、そのシグナルのための保留中の指示は、リセットされます。 戻り値 成功して終了する (すなわち、set によって指定されたシグナルの 1 つが保留中 であるか、または生成される) とき、sigwaitinfo() と sigtimedwait() は、選 択されたシグナル番号を返します。そうでなければ、関数は、-1 の値を返し、グ ローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。 エラー sigtimedwait() システムコールは、次の場合に失敗します: [EAGAIN] 設定によって指定されたシグナルが、指定されたタイムアウ ト期間に生成されませんでした。 sigtimedwait() と sigwaitinfo() システムコールは、次の場合に失敗します: [EINTR] ウェート (待ち) は、アンブロックされ、シグナルをキャッ チすることよって割り込まれました。 また sigtimedwait() システムコールは、次の場合に失敗します: [EINVAL] timeout 引数に 0 未満か、10 億以上の tv_nsec 値が指定 されました。シグナルが set で保留中でないなら、カーネ ルだけが、このエラーをチェックし、ウェート (待つ) する 必要があります。 関連項目 sigaction(2), sigpending(2), sigqueue(2), sigsuspend(2), sigwait(2), pause(3), pthread_sigmask(3), siginfo(3) 規格 sigtimedwait() と sigwaitinfo() システムコールは、ISO/IEC 9945-1:1996 (``POSIX.1'') に適合します。 FreeBSD 11.4 September 27, 2012 FreeBSD 11.4