日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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SCHED_SETPARAM(2) FreeBSD システムコールマニュアル SCHED_SETPARAM(2)
名称
sched_setparam, sched_getparam -- スケジューリングパラメータを設定/取得す
る
ライブラリ
標準 C ライブラリ (libc, -lc)
書式
#include <sched.h>
int
sched_setparam(pid_t pid, const struct sched_param *param);
int
sched_getparam(pid_t pid, struct sched_param *param);
解説
sched_setparam() システムコールは、pid によって指定されたプロセスのスケ
ジューリングパラメータを param によって指された sched_param 構造体によっ
て指定された値に設定します。param 構造体の sched_priority メンバの値は、
pid によって指定されたプロセスの現在のスケジューリングポリシのための両端
を含めて優先度の範囲内の任意の整数でなければなりません。優先度のための高
い数値は、高い優先度を表します。
この実装で、pid の値が負であるなら、システムコールは、失敗します。
pid によって指定されたプロセスが存在し、呼び出しているプロセスに、パー
ミッションがあるなら、スケジューリングパラメータは、プロセス ID が pid と
等しいプロセスに対して設定されます。
pid が 0 であるなら、スケジューリングパラメータは、呼び出しているプロセス
に対して設定されます。
この実装で、プロセスが別のプロセスのスケジューリングパラメータに影響する
ときのポリシは、書き込みスタイル操作として IEEE Std 1003.1b-1993
(``POSIX.1'') で指定されています。
ターゲットプロセスは、それが実行しているか、または実行していないかどうか
にかかわらず、優先度の等しいかまたは大きいすべての他の実行可能なプロセス
が実行するようにスケジュールされた後に、実行を再開します。
pid 引数によって指定されたプロセスの優先度が、最も低い優先度で実行してい
るプロセスの優先度より高く設定され、指定されたプロセスが実行する準備がで
きているなら、pid 引数によって指定されたプロセスは、最も低い優先度で実行
しているプロセスをプリエンプト (先取) します。同様に、sched_setparam() を
呼び出しているプロセスが、1 つ以上の他の空でないプロセスのリストの優先度
より低くそれ自体の優先度を設定するなら、最も高い優先度のリストの先頭のプ
ロセスも、呼び出しているプロセスをプリエンプト (先取) します。したがっ
て、いずれにしても、始まっているプロセスは、高い優先度のプロセスが実行さ
れるまで、要求された優先度の変更の完了の通知を受け取らないかもしれませ
ん。
この実装で、pid によって指定されたプロセスのための現在のスケジューリング
ポリシが通常のタイムシェアリング (POSIX ソースでないとき SCHED_OTHER、別
名 SCHED_NORMAL) であるか、またはアイドルポリシ (POSIX ソースでないとき
SCHED_IDLE) であるなら、振る舞いは、あたかもプロセスが、あらゆる実際のリ
アルタイム優先度より低い優先度がある SCHED_RR の下で実行しているかのよう
です。
sched_getparam() システムコールは、pid によって指定されたプロセスのスケ
ジューリングパラメータを param によって指された sched_param 構造体に返し
ます。
pid によって指定されたプロセスが存在し、呼び出しているプロセスにパーミッ
ションがあるなら、プロセス ID が pid と等しいプロセスのためのスケジューリ
ングパラメータが返されます。
この実装で、プロセスが別のプロセスのスケジューリングパラメータを取得する
ときのポリシは、読み込みスタイル操作として IEEE Std 1003.1b-1993
(``POSIX.1'') に詳述されています。
pid が 0 であるなら、呼び出しているプロセスのためのスケジューリングパラ
メータが返されます。この実装で、sched_getparam システムコールは、pid が負
であるなら失敗します。
戻り値
成功して終了したときには値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、
グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。
エラー
失敗すると、errno は、対応する値に設定されます:
[ENOSYS] システムが、この機能をサポートするように設定されていま
せん。
[EPERM] 要求しているプロセスが、IEEE Std 1003.1b-1993
(``POSIX.1'') に詳述されるようなパーミッションがありま
せん。
[ESRCH] pid によって指定されたものと対応しているプロセスを見つ
けることができません。
[EINVAL] sched_setparam() について、要求されたスケジューリング
パラメータの 1 つ以上は、指定された pid のスケジューリ
ングポリシのために定義された範囲の外側にあります。
関連項目
sched_get_priority_max(2), sched_get_priority_min(2),
sched_getscheduler(2), sched_rr_get_interval(2), sched_setscheduler(2),
sched_yield(2)
規格
sched_setparam() と sched_getparam() システムコールは、IEEE Std
1003.1b-1993 (``POSIX.1'') に適合しています。
FreeBSD 11.4 March 12, 1998 FreeBSD 11.4