FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | オプション | 終了ステータス | 診断 | 関連項目 | 規格 | 歴史 | バグ
PR(1)                   FreeBSD 一般コマンドマニュアル                   PR(1)

名称
     pr -- ファイルを印刷 (表示) する

書式
     pr [+page] [-column] [-adFfmprt] [[-e] [char] [gap]] [-L locale]
        [-h header] [[-i] [char] [gap]] [-l lines] [-o offset] [[-s] [char]]
        [[-n] [char] [width]] [-w width] [-] [file ...]

解説
     pr ユーティリティは、テキストファイルを印刷してページ付けするフィルタで
     す。複数の入力ファイルが指定されるとき、それぞれが、読み込まれ、書式付け
     され、標準出力に書き込まれます。デフォルトで、入力は、次も含めて、それぞ
     れ 66 行のページに区切られます。

     •   ファイルのページ番号、日付、時間とパス名がある 5 行のヘッダ。

     •   空行からなる 5 行のトレーラ。

     標準出力が端末に関連しているなら、pr ユーティリティが、処理を完了するま
     で、診断メッセージは、抑制されます。

     複数のカラム出力が指定されるとき、テキストのカラムは、等しい幅となりま
     す。デフォルトで、テキストのカラムは、少なくとも 1 つの <空白> で分離され
     ます。テキストのカラムに収まらない入力行は、切り詰められます。単一のカラ
     ム出力で、行は、切り詰められません。

オプション
     次のオプション記述において、column, lines, offset, page と width は、正の
     10 進数の整数で、gap は、負でない 10 進数の整数です。

     +page
           書式付けされた入力のページ番号 page から出力を始めます。

     -column
           テキストが入力から受け付けられる順序でカラム毎にまっすぐ下の方に書
           き込まれる column 数 (デフォルトは 1) がある出力を生成します。オプ
           ション -e-i も指定されたと見なします。このオプションを -m と共
           に使用するべきではありません。-t と共に使用されるとき、行の最小の数
           が、出力を表示するために使用されます。(より一般的に、追加の書式付け
           なしでテキストファイルをカラム化して、造り直すためには、rs(1) ユー
           ティリティを参照してください)。

     -a    カラムがラウンドロビン (総当たり) 順序でページに渡って満たされるよ
           うに、-column オプションの効果を変更します。(例えば、カラムが 2 で
           あるときに、最初の入力行は、カラム 1 の先頭、2 番目は、カラム 2 の
           先頭、3 番目は、カラム 1 の 2 番目の行、等です)。このオプションは、
           -column オプションの使用を必要とします。

     -d    ダブルスペースとなるように出力を生成します。余分な <改行> 文字が、
           入力で見つけられるすべての <改行> に続いて出力されます。

     -e [char][gap]
           各入力の <タブ> を式 n*gap+1 によって指定された次に大きなカラム位置
           に展開します、ここで n は、0 より大きな整数です。gap が 0 である
           か、または省略されるなら、デフォルトは、8 です。入力のすべての <タ
           ブ> 文字は、適切な数の <空白> に展開されます。任意の数字でない文字
           char が指定されるなら、それは、入力のタブ文字として使用されます。

     -F    <改行> 文字のシーケンスを使用するデフォルトの振る舞いの代わりに、新
           しいページのために <フォームフィード> 文字を使用します。

     -f    -F と同じですが、標準出力が端末であるなら、最初のページを始める前
           に、一時停止します。

     -h header
           ヘッダ行のファイル名を置き換えるために文字列 header を使用します。

     -i [char][gap]
           出力では、2 つ以上の隣接した <空白> がカラムの位置 gap+1, 2*gap+1
           などに達するときはいつも、複数の <空白><タブ> に置き換えます。
           gap が 0 であるか、または省略されるなら、8 カラム位置毎のデフォルト
           の <タブ> 設定が、使用されます。任意の数字でない文字 char が指定さ
           れるなら、それは、出力の <タブ> 文字として使用されます。

     -L locale
           環境変数で見つけらるものの代わりに引数として指定された locale を使
           用します。ロケールをデフォルトにリセットするためには、"C" を使用し
           ます。

     -l lines
           66 行のデフォルトを上書きして、ページ長を lines 行にリセットしま
           す。lines がヘッダとトレーラの深さの両方の (行単位での) 合計より大
           きくないなら、pr ユーティリティは、まるで -t オプションが有効である
           かのように、ヘッダとトレーラの両方の出力を抑制します。

     -m    複数のファイルの内容をマージします。ファイルオペランドによって指定
           された各ファイルからの 1 行は、カラム位置の数に関して、等しい固定の
           幅のテキストカラムに並んで書き込まれます。テキストカラムの数は、成
           功してオープンされたファイルオペランドの数によって決まります。マー
           ジされたファイルの最大数は、ページ幅とプロセス毎にオープンされた
           ファイルの制限に依存します。オプション -e-i も指定されたと見な
           します。

     -n [char][width]
           width 桁の行番号付けを提供します。指定されないなら、width のデフォ
           ルトは、5 です。-m の出力の各テキストカラムまたは各行の最初の width
           のカラム位置を行番号が占有します。char (任意の数字でない文字) が与
           えられるなら、続くもの (テキスト) から分離するためにその文字を行番
           号に追加します。char のデフォルトは、<タブ> です。width カラムより
           長い行番号は、切り詰められます。

     -o offset
           出力の各行は、offset 個の <空白> が先行されます。-o オプションが指
           定されないなら、デフォルトは、0 です。追加された空白は、出力行の幅
           に追加されます。

     -p    標準出力が端末であるなら、各ページの前で一時停止します。pr は、標準
           エラーへ警告文字を書き込み、復帰改行が端末で読み込まれるまでウェー
           トします (待ちます)。

     -r    ファイルのオープンに失敗するき、診断レポートを出力しません。

     -s char
           適切な数の <空白> 代わりに単一の文字 char によってテキストカラムを
           分離します (char のためのデフォルトは、<タブ> 文字です)。

     -t    通常各ページに供給されるヘッダを識別する 5 行と 5 行のトレーラのい
           ずれも印刷しません。ページの終りに空白をあけないで各ファイルの最終
           の行の後に印刷を止めます。

     -w width
           複数のテキストカラム出力のためだけに、行の幅を width カラム位置に設
           定します。-w オプションが指定されないで、-s オプションも指定されな
           いなら、デフォルト幅は、72 です。-w オプションが指定されないで、-s
           オプションが指定されるなら、デフォルト幅は、512 です。

     file  印刷されるファイルのパス名。file オペランドが指定されてないか、また
           は file オペランドが `-' であるなら、標準入力が、使用されます。標準
           入力は、file オペランドが指定されていないか、または file オペランド
           が `-' である場合のみ使用されます。

     -s オプションでは、オプション文字は、その引数と切り離すことができません、
     オプション -e, -i-n は、2 つの引数を必要とし、存在しているなら、オプ
     ション文字から切り離せません。

終了ステータス
     ユーティリティ pr は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了しま
     す。

診断
     pr が端末に印刷している間に割り込みを受け取るなら、終了する前に、すべての
     蓄積されたエラーメッセージを画面にフラッシュします。

     エラーメッセージは、(出力がリダイレクトされるなら) 印刷プロセスの間に、ま
     たは、(端末へ印刷するとき) すべての成功したファイルの印刷が完了した後に、
     標準エラーに書き込まれます。

関連項目
     cat(1), more(1), rs(1)

規格
     pr ユーティリティは、IEEE Std 1003.1-2001 (``POSIX.1'') 互換です。

歴史
     pr コマンドは、Version 1 AT&T UNIX で登場しました。

バグ
     pr ユーティリティは、マルチバイト文字を認識しません。

FreeBSD 11.4                     July 3, 2004                     FreeBSD 11.4

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