日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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NM(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル NM(1) 名称 nm -- オブジェクトファイルのシンボル情報を表示する 書式 nm [--debug-syms] [--defined-only] [--demangle[=style]] [--dynamic] [--extern-only] [--help] [--line-numbers] [--no-demangle] [--no-sort] [--numeric-sort] [--print-armap] [--print-file-name] [--print-size] [--radix=format] [--reverse-sort] [--size-sort] [--undefined-only] [--version] [-A] [-B] [-C [style]] [-D] [-P] [-V] [-a] [-e] [-g] [-h] [-l] [-n] [-o] [-p] [-r] [-S] [-s] [-t format] [-u] [-x] file ... 解説 nm ユーティリティは、その引数によって指定されたオブジェクトファイル、実行 形式、とオブジェクトのライブラリファイルのシンボル情報を表示します。その 他の点で有効な入力ファイルのシンボリックな情報の不足は、エラーであるとみ なされません。ファイルがコマンド行で指定されないなら、nm は、a.out を読み 込むことを試みます。 nm ユーティリティは、次のオプションを認識します: --debug-syms デバッガのみのシンボルを含む、すべてのシンボルを表示します。 --defined-only 定義されたシンボルのみを表示します。 --demangle[=style] 人間に読み込み可能な名前に (demangle) 低レベルのシンボル名を デコードします。引数 style のためにサポートされた値は、 `auto', `gnu-v2', `gnu-v3' と `arm' です。引数 style が指定 されないなら、それは、`auto' であると取られます。 --dynamic 動的シンボルだけを表示します。このオプションは、共有されたラ イブラリのためにだけに意味があります。 --extern-only グローバル (外部) のシンボルに関する情報のみを表示します。 --help ヘルプメッセージを表示して、終了します。 --format=format 引数 format によって指定された形式で出力を表示します。format 引数のためのサポートされた値は、`bsd', `sysv' と `posix' で す。デフォルトの出力形式は、`bsd' です。 --line-numbers 入力ファイルに存在するあらゆるデバッグ情報を使用するシンボル に関連するファイル名と行番号を表示します。定義されたシンボル について、シンボルのアドレスと関連する行番号を検索します。未 定義のシンボルについて、シンボルを参照するリロケーションエン トリに関連する行番号を検索します。行番号情報が決定できないな ら、それは、他のシンボル情報の後に表示されます。 --no-demangle シンボル名 (デフォルト)を demangle しません。 --no-sort シンボルをソートしません。 --numeric-sort 名前のアルファベット順の代わりにアドレスによって数値的にシン ボルをソートします。 --print-armap ar(1) アーカイブについて、アーカイブのメンバのインデックスを 含みます。 --print-file-name シンボルのための情報の残りの前に各行のオブジェクトのフルパス 名またはライブラリ名を書き込みます。このオプションが指定され ないなら、nm は、そのシンボルがリストされる前に、入力ファイ ルを 1 度のみ識別します。 --print-size その値の代わりに各シンボルのサイズを印刷 (表示) します。 --radix=radix 指定された基数を使用して数値を印刷 (表示) します。引数 radix のためにサポートされた値は、10 進数に対して `d'、8 進数に対 して `o' と 16 進数に対して `x' です。 --reverse-sort ソートの順序を逆にします。 --size-sort アルファベット順の名前の代わりにサイズによってシンボルをソー トします。 --undefined-only 未定義のシンボルだけを表示します。 --version nm のためのバージョン識別子を表示して、終了します。 -A オプション --print-file-name を指定するのと同等です。 -B オプション --format=bsd を指定するのと同等です。 -C [style] オプション --demangle[=style] を指定するのと同等です。 -D オプション --dynamic を指定するのと同等です。 -F format オプション --format=format を指定するのと同等です。 -P オプション --format=posix を指定するのと同等です。 -S オプション --print-size を指定するのと同等です。 -V オプション --version を指定するのと同等です。 -a オプション --debug-syms を指定するのと同等です。 -e グローバルと静的なシンボルのための情報のみを表示します。 -f 完全な出力 (デフォルト) を生成します。 -g オプション --extern-only を指定するのと同等です。 -h オプション --help を指定するのと同等です。 -l オプション --line-numbers を指定するのと同等です。 -n オプション --numeric-sort を指定するのと同等です。 -o POSIX 出力が、-F posix または -P を使用して指定されたなら、 このオプションは、--radix=`o' を指定するのと同等です。POSIX 出力が指定されなかったなら、このオプションは、--print-file- name オプションのための同義語として動作します。 -p オプション --no-sort を指定するのと同等です。 -v オプション -n と同等です。 -r オプション --reverse-sort を指定するのと同等です。 -s オプション --print-armap を指定するのと同等です。 -t radix オプション --radix=radix を指定するのと同等です。 -u オプション --undefined-only を指定するのと同等です。 -x 16 進数の数値を書き込みます (-t x と同等です)。 出力形式 nm ユーティリティは、多くの形式、数値の基数、とソート順序で、その情報を表 示できます。デフォルトで、nm は、BSD スタイルの出力、16 進数の基数、アル ファベット順の名前でソートされた出力なし、名前の demangle なし、を使用し ます。 リストされたシンボルごとに、nm は、次の情報を表示します: • オプション -A または --print-file-name が指定されたなら、ライブラリま たはオブジェクト名。 • シンボル名。 • 下記の単一の文字によって示されるシンボルのタイプは、次の通りです: A グローバルで、絶対的なシンボル。 B グローバルな ``bss'' (初期化されていないデータ) シンボル。 C ``common'' シンボル、初期化されていないデータを表している。 D 初期化されていないデータを指定するグローバルなシンボル。 N デバッガのシンボル。 R 読み込み専用のデータのシンボル。 T グローバルなテキストのシンボル。 U 未定義のシンボル。 V ウィーク (weak) なオブジェクト。 W ウィークな参照。 a ローカルな絶対的なシンボル。 b ローカルな、``bss'' (初期化されていないデータ) シンボル。 d ローカルなデータのシンボル。 r ローカルな読み込み専用のデータのシンボル。 t ローカルなテキストのシンボル。 v 未定義であるウィーク (weak) なオブジェクト。 w 未定義であるウィークなシンボル。 ? 上記のどれでもない。 • シンボルの値。 • 適応可能であるなら、シンボルのサイズ。 • 利用可能であり、オプション -l または --line-numbers が指定されたな ら、行番号の情報。 終了ステータス ユーティリティ nm は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了しま す。 関連項目 ar(1), objdump(1), ranlib(1), elf(3) 作者 nm ユーティリティとこのマニュアルページは、Hyogeol Lee <hyogeollee@gmail.com> によって書かれました。 FreeBSD 11.4 September 13, 2017 FreeBSD 11.4