FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 終了ステータス | 関連項目 | 謝辞
MD5(1)                  FreeBSD 一般コマンドマニュアル                  MD5(1)

名称
     md5, sha1, sha256, sha384, sha512, sha512t256, rmd160 -- ファイルに対する
     メッセージダイジェストのフィンガプリント (チェックサム) を計算する

書式
     md5 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     sha1 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     sha256 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     sha384 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     sha512 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     sha512t256 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]
     rmd160 [-pqrtx] [-c string] [-s string] [file ...]

解説
     md5, sha1, sha256, sha384, sha512, sha512t256rmd160 ユーティリティ
     は、任意の長さのメッセージを入力として取り、入力の ``fingerprint'' (フィ
     ンガプリント; 指紋) または ``message digest'' (メッセージダイジェスト) を
     出力として生成します。同じメッセージダイジェストがある 2 つのメッセージを
     生成するか、または与えられた前もって指定されたターゲットのメッセージダイ
     ジェストがあるあらゆるメッセージを生成することは、計算上実行不可能である
     ことが推測されます。MD5, SHA-1, SHA-256, SHA-384, SHA-512 と RIPEMD-160
     アルゴリズムは、デジタル署名のアプリケーションを対象としたもので、ここ
     で、大きなファイルは、RSA のような公開鍵暗号システムのもとで秘密鍵で暗号
     化される前に、安全な方法で ``compressed'' (圧縮) されなければなりません。

     MD5 と SHA-1 アルゴリズムは、実用的なコリジョン (衝突) 攻撃に対して脆弱で
     あると証明されていて、ユニークな出力を生成するために信頼されるべきでもな
     く、それらは、暗号法の署名スキームの一部として使用されるべきではありませ
     ん。2017-03-02 現在で、いずれかのアルゴリズムを reverse (逆にする) ための
     公的に知られている方法ありません、すなわち、特有の出力を生成する入力を見
     つける方法はありません。

     SHA-512t256 は、ただ 256 ビットに切り詰められた SHA-512 のバージョンで
     す。64 ビットのハードウェアで、このアルゴリズムは、SHA-256 より約 50% 速
     くなりますが、同じセキュリティのレベルがあります。ハッシュは、交換可能で
     はありません。

     他のハッシュ関数の 1 つの代わりに、すべての新しいアプリケーションが
     SHA-512 または SKEIN-512 を使用することが推奨されます。

     任意の組み合わせで次のオプションを使用することができ、コマンド行で指定さ
     れたあらゆるファイルに先行しなければなりません。コマンド行にリストされた
     各ファイルの 16 進数のチェックサムは、オプションが処理された後に、印刷
     (表示) されます。

     -c string
             ファイルの digest とこの文字列を比較します。(複数のファイルが指定
             されるなら、このオプションは、まだ有用ではないことに注意してくだ
             さい。)

     -s string
             与えられた string のチェックサムを印刷 (表示) します。

     -p      stdin (標準入力) を stdout (標準出力) にエコーし、stdout (標準出
             力) にチェックサムを追加します。

     -q      静かなモード -- チェックサムだけが印刷されます。-r オプションを上
             書き (無効に) します。

     -r      出力の形式を逆にします。これは、視覚的な違いを助けます。-ptx オプ
             ションと組み合わせるとき、なにもしません。

     -t      組み込みのタイムトライアルを実行します。

     -x      組み込みのテストスクリプトを実行します。

終了ステータス
     md5, sha1, sha256, sha512, sha512t256rmd160 ユーティリティは、成功す
     れば、0 で終了し、少なくとも 1 つの入力ファイルを読み込むことができなかっ
     たなら、1 で終了し、少なくとも 1 つのファイルに -c オプションと同じハッ
     シュがなかったなら、2 で終了します。

関連項目
     cksum(1), md5(3), ripemd(3), sha(3), sha256(3), sha384(3), sha512(3)

     R. Rivest, The MD5 Message-Digest Algorithm, RFC1321.

     J. Burrows, The Secure Hash Standard, FIPS PUB 180-2.

     D. Eastlake and P. Jones, US Secure Hash Algorithm 1, RFC 3174.

     RIPEMD-160 は、専用ハッシュ関数の ISO 標準規格案 "ISO/IEC DIS 10118-3" の
     一部です。

     Secure Hash Standard (SHS): http://csrc.nist.gov/cryptval/shs.html.

     RIPEMD-160 のページ:
     http://www.esat.kuleuven.ac.be/~bosselae/ripemd160.html.

謝辞
     このプログラムは、RSA Data Security によって自由な一般的な使用のためのパ
     ブリックドメインに置かれます。

     SHA-1 と RIPEMD-160 のサポートは、Oliver Eikemeier <eik@FreeBSD.org> に
     よって追加されました。

FreeBSD 11.4                    April 22, 2016                    FreeBSD 11.4

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索