FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 終了ステータス | 使用例 | 診断 | 関連項目 | 歴史 | 作者
MANDOC(1)               FreeBSD 一般コマンドマニュアル               MANDOC(1)

名称
     mandoc -- マニュアルページを書式化する

書式
     mandoc [-ac] [-I os=name] [-K encoding] [-mdoc | -man] [-O options]
            [-T output] [-W level] [file ...]

解説
     mandoc ユーティリティは、表示のために UNIX マニュアルページを書式化しま
     す。

     デフォルトで、mandoc は、stdin (標準入力) から mdoc(7) または man(7) テキ
     ストを読み込み、-T locale 出力を生成します。

     オプションは、次の通りです:

     -a      標準の出力が端末デバイスであり、-c が指定されないなら、ちょうど
             man(1) のように、出力にページを付けるために、more(1) を使用しま
             す。

     -c      それらにページを付けるために、more(1) を使用せずに、標準出力に書
             式化されたマニュアルページをコピーします。これは、デフォルトで
             す。それは、-a を上書きするために指定することができます。

     -I os=name
             mdoc(7) Osman(7) TH マクロのためのデフォルトのオペレーティン
             グシステムの name を上書きします。

     -K encoding
             入力のエンコーディングを指定します。サポートされた encoding (エン
             コーディング) 引数は、us-ascii, iso-8859-1utf-8 です。指定さ
             れないなら、自動検出は、次のリストの最初の一致を使用します:

             1.   入力ファイルの最初の 3 バイトが、UTF-8 バイト順序のマーク
                  (BOM, 0xefbbbf) であるなら、入力は、utf-8 と解釈されます。

             2.   入力ファイルの最初または 2 番目の行が、emacs モードの次の行
                  形式と一致するなら、

                        .\" -*- [...;] coding: encoding; -*-

                  入力は、encoding にしたがって解釈されます。

             3.   ファイルの最初の ASCII でないバイトが有効な UTF-8 シーケンス
                  を取り込むなら、入力は、utf-8 と解釈されます。

             4.   そうでなければ、入力は、iso-8859-1 と解釈されます。

     -mdoc | -man
             -mdoc で、すべての入力ファイルは、mdoc(7) と解釈されます。-man,
             で、すべての入力ファイルは、man(7) と解釈されます。デフォルトで、
             入力言語は、ファイルごとに自動的に検出されます: 最初のマクロが Dd
             または Dt であるなら、mdoc(7) パーサ (parser) が、使用されます。
             そうでなければ、man(7) パーサ (parser) が、使用されます。他の引数
             で、-m は、静かに無視されます。

     -O options
             コンマで区切られた出力オプション。

     -T output
             出力書式。利用可能な書式については、「出力書式」を参照してくださ
             い。-Tasciiへのデフォルト。デフォルトは、-T locale です。

     -W level
             標準エラー出力に報告され、終了状態に影響する最小のメッセージ
             level 指定します。level は、base, style, warning, error または
             unsupp を指定することができます。base レベルは、-Ios コマンド行オ
             プションから、または uname(3) の返り値から、Os マクロの内容からオ
             ペレーティングシステムを自動的に導き出されます。レベル openbsdnetbsd は、特定のオペレーティングシステムのための基本のシステム規
             約の自動検出と要求認証をバイパスする base の変異型です。レベル
             all は、base のための別名です。デフォルトで、mandoc は、silent で
             す。詳細については、「終了ステータス」と「診断」を参照してくださ
             い。

             特別のオプション -W stop は、少なくとも要求されたレベルの警告また
             はエラーを引き起こすファイルを解析の後に終了するように mandoc に
             伝えます。書式化された出力は、そのファイルから生成されません。
             levelstop が要求されるなら、それらは、コンマに結合することが
             できます、例えば、-W error,stopfile    0 個以上のファイルから入力を読み込みます。指定されないなら、stdin
             (標準入力) から読み込みます。複数のファイルが指定されるなら、
             mandoc は、最初の失敗した解析で停止します。

     また、オプション -fhklw は、man(1) でサポートされ、文書化されています。-f-k モードで、mandoc は、また、apropos(1) マニュアルに記述されているオ
     プション -CMmOSs をサポートします。オプション -fkl は、相互に排他的で、お
     互いに上書きします。

   出力書式
     mandoc ユーティリティは、出力モードに対応する次の -T 引数を受け付けます:

     -T ascii     7 ビットの ASCII 出力を生成します。「ASCII 出力」を参照して
                  ください。

     -T html      HTML5, CSS1 と MathML 出力を生成します。「HTML出力」を参照し
                  てください。

     -T lint      解析のみです: 出力を生成しません。-W all を意味し、通常、標
                  準エラーに現れるパーサメッセージを標準出力にリダイレクトしま
                  す。

     -T locale    現在のロケールを使用して、出力をエンコードします。これは、デ
                  フォルトです。「ロケール出力」を参照してください。

     -T man       man(7) 形式の出力を生成します。「man 出力」を参照してださ
                  い。

     -T markdown  markdown 形式で出力を生成します。「マークダウン (markdown)
                  出力」を参照してください。

     -T pdf       PDF 出力を生成します。「PDF 出力」を参照してください。

     -T ps        PostScript 出力を生成します。「PostScript 出力」を参照してく
                  ださい。

     -T tree      段付けされた解析ツリーを生成します。「構文ツリー出力」を参照
                  してください。

     -T utf8      UTF-8 マルチバイト形式で出力をエンコードします。「UTF-8 出
                  力」を参照してください。

     複数の入力ファイルが指定されるなら、これらは、対応するフィルタによって順
     番に処理されます。

   ASCII 出力
     -T ascii によって生成された出力は、ascii(7) に文書化されている標準 7 ビッ
     ト ASCII で表現されます。

     フォントスタイルは、下線文字 `c' が `_\[bs]c' として表現されるようにエン
     コードされたバックスペースを使用することによって適用されます、ここで、
     `\[bs]' は、バックスペース文字番号 8 です。エンボーデン (embolden) された
     文字は、`c\[bs]c' として表現されれます。

     mandoc_char(7) で文書化された特殊文字は、ASCII 同等文字の最善の方法で表示
     されます。

     出力幅は、リテラルの入力行が、この制限を越えていなければ、78 の可視カラム
     に制限されます。

     次の -O 引数が受け付けられます:

     indent=indent
             通常テキストのための左マージンは、mdoc(7) に対しては、5 のデフォ
             ルト man(7) に対しては、7 の代わりに indent (段付け) 空白文字に設
             定されます。これを増加させることは、推奨されません。それは、低下
             された書式の結果となります、例えば、あふれる行、または見苦しい改
             行。

     width=width
             出力の幅は、width に設定されます。

   HTML 出力
     出力は、オプションの自動的に閉じられるタグを使用して HTML5 に適合する -T
     html によって生成します。デフォルトのスタイルは、CSS1 だけを使用します。
     eqn(7) ブロックから表現された方程式は、MathML を使用します。

     mandoc.css ファイルは、出力のカスタマイズのために利用可能なスタイルシート
     クラスを文書化しています。スタイルシートが -O style で指定されないなら、
     -T html は、あらゆるグラフィックまたはテキストベースの web ブラウザで読み
     込み可能な (埋め込まれたスタイルシートによって) 単純な出力をデフォルトと
     します。

     特殊文字は、10 進数にデコードされた UTF-8 で表示されます。

     次の -O 引数が受け付けられます:

     fragment
             <!DOCTYPE> 宣言と <html>、<head> と <body> 要素を省略して、<body>
             要素より下のサブツリーのみを出力します。style 引数は、無視されま
             す。これは、既存のドキュメント内にマニュアルの内容を組み込むと
             き、役に立ちます。

     includes=fmt
             文字列 fmt 例えば、../src/%I.html は、(通常、In マクロによって)
             リンクされたヘッダファイルのためのテンプレートとして使用されま
             す。`%I' のインスタンスは、インクルード (include) ファイル名と置
             き換えられます。デフォルトは、ハイパーリンク (hyperlink) を提示こ
             とはありません。

     man=fmt
             文字列 fmt 例えば、../html%S/%N.%S.html は、(通常、Xr マクロに
             よって) リンクされたマニュアルのためのテンプレートとして使用され
             ます。`%N' と `%S' のインスタンスは、それぞれ、リンクされたマニュ
             アルの名前とセクションと置き換えられます。セクションが含まれてい
             ないなら、セクション 1 が仮定されます。デフォルトは、ハイパーリン
             ク (hyperlink) を提示ことはありません。

     style=style.css
             ファイル style.css は、外部のスタイルシートのために使用されます。
             これは、有効な絶対値または相対値の URI でなければなりません。

   ロケール出力
     ロケール依存の出力のエンコードは、-T locale でトリガされます。これは、デ
     フォルトです。

     このオプションは、すべてのシステムで利用可能ではありません: ロケールのサ
     ポートのないシステム、または内部表現が自然な UCS-4 でないものは、-T ascii
     に戻ります。フォントスタイルの仕様と利用可能なコマンド行の引数について
     は、「ASCII 出力」を参照してください。

   man 出力
     入力形式を man(7) 出力の形式に変換します。これは、mdoc(7) のフォーマッタ
     (formatter) がない古いシステムにマニュアルのソースを配信するために役に立
     ちます。

     mdoc(7) が入力として渡されるなら、man(7) に変換されます。入力形式が
     man(7) であるなら、入力は、あらゆる roff(7)so 要求を拡張して、出力に
     コピーされます。また、パーサ (parser) は、実行され、通常のように、-W レベ
     ルは、「診断」が入力を出力にコピーする前に表示されることを制御します。

   マークダウン (markdown) 出力
     mdoc(7) 入力を John Gruber's 2004 specification:
           http://daringfireball.net/projects/markdown/syntax.text
     に適合している markdown 形式に変換します。また、出力は、CommonMark:
     http://commonmark.org/ 指定にほとんど適合しています:

     マークダウン出力のために使用される文字のセットは、ASCII です。ASCII でな
     い文字は、HTML エンティティとしてエンコードされます。それが、リテラルの
     フォントのコンテキストで可能ではないので、これらが、マークダウン出力で
     コードスパンとコードブロックにように提供されるので、ASCII でない文字が、
     これらのコンテキストで ASCII 近似に字訳 (transliterate) されます。

     マークダウンは、非常に弱いマークアップ言語であるので、すべてのセマン
     ティック (semantic) なマークアップは、失われて、表象的なマークアップの部
     分でさえは、失われます。HTML の変換で中間的なステップとしてこれを使用しな
     いでください。代わりに、-T html を直接使用します。

     man(7), tbl(7)eqn(7) 入力言語は、-T markdown 出力モードによってサポー
     トされていません。

   PDF 出力
     PDF-1.1 出力は、-T pdf によって生成されます。-O 引数とデフォルトについて
     は、「PostScript 出力」を参照してください。

   PostScript 出力
     PostScript "Adobe-3.0" Level-2 ページは、-T ps によって生成されます。出力
     ページは、レター (letter) サイズをデフォルトとし、Times フォントファミ
     リ、11 ポイントで表示されます。マージンは、1/9 のページ長と幅として計算さ
     れます、行の高さは、1.4m です。

     特殊文字は、「ASCII 出力」のように表示されます。

     次の -O 引数が受け付けられます:

     paper=name
             用紙サイズ name は、a3, a4, a5, legal または letter のうちの 1 つ
             を指定できます。また、ミリメートル単位の高さで NNxNN として手動で
             デメンジョン (dimension) を指定することができます。未知の値に遭遇
             するなら、letter が使用されます。

   UTF-8 出力
     UTF-8 ロケールを強制するためには、-T utf8 を使用します。詳細とオプション
     については、「ロケール出力」を参照してください。

   構文ツリー出力
     構文ツリーの人間に読み込み可能な表現を表示するためには、-T tree を使用し
     ます。マニュアルページのソースコードをデバッグするために役に立ちます。正
     確な形式は、変更の対象ですので、それのためのパーサを書いてはなりません。

     最初のパラグラフは、man(7) TH 行、または使用される代替システムで、mdoc(7)
     プロローグに見つけられるメタデータを表示します。

     ツリーダンプで、各出力行は、1 つの構文ツリーのノードを表示します。子供の
     ノードは、それらの親のノードについて段付けされます。カラムは、次の通りで
     す:

     1.   マクロのノードについて、マクロの名前。テキストと tbl(7) ノードについ
          て、内容。eqn(7) ノードのための特別な形式があります。
     2.   ノードタイプ (text, elem, block, head, body, body-end, tail, tbl,
          eqn)。
     3.   フラグは、次の通りです:
          -   ノードが開くデリミタであるなら、開き括弧。
          -   ノードが新しい入力行を開始するなら、アスタリスク。
          -   入力行番号 (1 で始まる)。
          -   コロン。
          -   入力カラム数 (1 で始まる)。
          -   ノードが閉じデリミタであるなら、閉じ括弧。
          -   ノードが文で終るなら、終止符 (ピリオド)。
          -   ノードが別のブロックによって壊されたブロックであるなら、BROKEN。
          -   ノードが入力ファイルにないが、マクロから自動的に生成されるなら、
              NOSRC。
          -   ノードがあらゆる出力形式のための出力を生成することを想定されない
              なら、NOPRT。

     次の -O 引数が、受け付けられます:

     noval   認証をスキップし、未確認の構文ツリーを表示します。これは、与えら
             れた振る舞いがパーサ (parser) またはバリデータ (validator) によっ
             て起こされるかどうかを見つけ出すために役に立つかもしれません。メ
             タデータは、この場合に利用可能ではありません。

環境変数
     MANPAGER  環境変数 MANPAGER のあらゆる空でない値は、標準のページ付けプロ
               グラム more(1) の代わりに使用されます。詳細については、man(1)
               を参照してください。-a または -l が指定される場合のみ、使用され
               ます。

     PAGER     MANPAGER が定義されないとき、使用するページ付けプログラムを指定
               します。PAGER も MANPAGER も定義されないなら、more(1) -s が使用
               されます。-a または -l が指定される場合のみ、使用されます。

終了ステータス
     mandoc ユーティリティは、-W オプションに関連したメッセージ level によって
     制御される次の値のうちの 1 つで終了します:

     0       基本のシステム規約違反、スタイルの提案、警告、またはエラーは、起
             こりませんでした、または、それらは、要求された level より低かった
             ので、行ったものが無視されました。
     1       すくなくとも 1 つの基本システム規約違反またはスタイルの提案が、起
             こりましたが、警告またはエラーと -W base または -W style は、指定
             されませんでした。
     2       すくなくとも 1 つの警告が起こりましたが、エラーと -W warning また
             は下位の level レベルが、要求されませんでした。
     3       少なくとも 1 つの解析エラーが生じましたが、サポートされていない機
             能に遭遇しませんでした、そして -W error または低い level が要求さ
             れました。
     4       少なくとも 1 つのサポートされていない機能に遭遇しました、そして
             -W unsupp または低い level が要求されました。
     5       無効のコマンド行の引数が指定されました。入力ファイルが読み込まれ
             ていません。
     6       オペレーティングシステムのエラーは、例えば、メモリ、ファイル記述
             子、またはプロセステーブルのエントリの消耗が起こりました。そのよ
             うなエラーによって、mandoc は、恐らく解析しているかファイルを
             フォーマットしている最中に、直ちに終了します。

     -T lint 出力モードを選択することは、-W all を意味することに注意してくださ
     い。

使用例
     端末にマニュアルをページ付けするためには、次の通りです:

           $ mandoc -l mandoc.1 man.1 apropos.1 makewhatis.8

     スタイルシートとして mandoc.css で HTML マニュアルを生成するためには、次
     の通りです:

           $ mandoc -T html -O style=mandoc.css mdoc.7 > mdoc.7.html

     マニュアルの大きな一式をよく調べるためには、次の通りです:

           $ mandoc -T lint `find /usr/src -name \*\.[1-9]`

     A4 用紙のための一連の PostScript マニュアルを生成するためには、次の通りで
     す:

           $ mandoc -T ps -O paper=a4 mdoc.7 man.7 > manuals.ps

     mdoc(7) パーサ (parser) がないシステムで使用するためには、最新の mdoc(7)
     マニュアルを古い man(7) 形式に変換します:

           $ mandoc -T man foo.mdoc > foo.man

診断
     mandoc によって表示されるメッセージは、次の形式に従います:

           mandoc: file:line:column: level: message: macro args (os)

     行とカラム番号は、1 から始まります。両方は、全体として入力ファイルを参照
     するメッセージのために省略されます。マクロ名と引数は、意味のないところ
     で、省略されます。os オペレーティングシステムの指定子は、すべてのオペレー
     ティングシステムのために関連するメッセージのために省略されます。無効のコ
     マンド行の引数またはオペレーティングシステムのエラーに関する致命的なメッ
     セージは、例えば、メモリが使い尽くされるとき、filelevel フィールドを
     省略します。

     メッセージレベルには、次の意味があります:

     unsupp   入力ファイルは、サポートされていない低レベルの roff(7) 機能を使
              用します。出力が、不完全、および誤って書式化されるので、ファイル
              を処理するために mandoc の代わりに GNU troff を使用することは、
              より望ましいでしょう。

     error    ほとんどの場合に、重大な構文エラーによって起こされた、情報損失ま
              たは厳しい誤形式のリスクを示します。

     warning  示された情報またはその書式化は、作者の意図のマイナな方法で適合し
              ないリスクを示します。さらに、構文エラーは、たとえ通常それらが誤
              形式を引き起こさなくても、少なくとも警告として分類されます。

     style    入力ファイルが、疑わしいか、または抑制されたスタイルを使用してい
              ます。これは、構文に関するエラーではなく、たぶん、形式も移植性も
              危険ではありません。より高いメッセージのレベルで誤検出を避けるた
              めに高度の注意を行う間に、style レベルは、問題が気付かれずに済む
              可能性を減少することを試みるので、それは、時々偽の提案を発行しま
              す。何らかの特定の style 提案が入力ファイルに変更する実際に正当
              であるかどうかを決定するために、利用者のよい判断を使用してくださ
              い。

     base     特有のオペレーティングシステムの基本のシステムで使用される変換
              は、固執されません。これらは、マークアップの誤りではなく、書式化
              の品質も移植性の、危険ではありません。base レベルのメッセージ
              は、より直観的な style level タグで印刷 (表示) されます。

     base, style, warning, errorunsupp レベルのメッセージは、それらのレベ
     ル、またはより低いレベルが -W オプションまたは -T lint 出力モードを使用し
     て要求されないなら、隠されます。以下で示されるように、

     すべての base といくつかの style のチェックは、Os マクロの、-Ios コマンド
     行オプションの、特有のオペレーティングシステム名が、-W コマンド行オプショ
     ンの引数で引き起こされるなら、または uname(3) 関数の返り値に、いずれも存
     在しない場合のみ、実行されます。

   基本のシステムマニュアルのための規約
     Mdocdate found
     (mdoc, NetBSD) Dd マクロは、NetBSD 基本システムによってサポートされない、
     CVS Mdocdate キーワードの置換を使用します。代わりに従来の ``Month dd,
     yyyy'' 形式を使用することを考慮してください。

     Mdocdate missing
     (mdoc, OpenBSD) Dd マクロは、CVS Mdocdate キーワード置換を使用しません
     が、それを使用することは、OpenBSD 基本システムで、従来のように期待されま
     す。

     unknown architecture
     (mdoc, OpenBSD, NetBSD) Dt マクロの 3 番目の引数は、このオペレーティング
     システムが実行しているアーキテクチャのいずれも一致しません。

     operating system explicitly specified
     (mdoc, OpenBSD, NetBSD) Os マクロは、引数があります。基本のシステムで、そ
     れは、従来のように空白のままにされます。

     RCS id missing
     (OpenBSD, NetBSD) マニュアルページは、これらのオペレーティングシステムで
     従来のように使用されるように CVS OpenBSD または NetBSD キーワード置換に
     よって生成された RCS 識別子のコメント行を欠いています。

     referenced manual not found
     (mdoc) Xr マクロは、基本のシステムで見つからない、マニュアルページを参照
     します。基本のシステムのマニュアルを検索するパスは、コンパイル時に設定可
     能で、デフォルトは、/usr/share/man: /usr/X11R6/man です。

   提案のスタイル
     legacy man(7) date format
     (mdoc) Dd マクロは、古い man(7) の日付の形式 ``yyyy-dd-mm'' を使用しま
     す。代わりに従来の mdoc(7) の日付の形式 ``Month dd, yyyy'' を使用すること
     を考慮してください。

     lower case character in document title
     (mdoc, man) タイトルは、まだ Dt または TH マクロで与えられるように使用さ
     れています。

     duplicate RCS id
     単一のマニュアルページは、同じオペレーティングシステムのための RCS 識別子
     の 2 つのコピーを含んでいます。後のインスタンスを削除し、最初のものをペー
     ジの先頭の上に移動することを考慮します。

     typo in section name
     (mdoc) ファジーの文字列のマッチング (照合) は、Sh マクロの引数が同様であ
     ることを明らかにしますが、標準のセクション名と同一ではありません。

     unterminated quoted argument
     (roff) クォートされた引数に含まれている空白文字とマクロの名前をエスケープ
     する必要がないように、ダブルクォート文字でマクロの引数を囲むことができま
     す。マクロの最後の引数の閉じクォートを省略することができます。しかしなが
     ら、それを省略することは、コードを読み込むことをより困難にするので、推奨
     されません。

     useless macro
     (mdoc) Bt, Tn または Ud マクロが見つけられた。単に、それを削除します: そ
     れは、役に立つ目的にかないません。

     consider using OS macro
     (mdoc) 文字列は、プレーンテキストまたは Ox, Nx, Fx または Dx を使用して表
     されているかもしれない Bx マクロに見つけられました。

     errnos out of order
     (mdoc, NetBSD) Bl リストの Er 項目は、アルファベット順でありません。

     duplicate errno
     (mdoc, NetBSD) Bl リストは、同じ Er 番号を記述している、2 つの連続的な It
     エントリを含んでいます。

     trailing delimiter
     (mdoc) Ex, Fo, Nd, Nm, Os, Sh, Ss, St または Sx マクロの最後の引数は、後
     続するデリミタで終わます。これは、通常悪いスタイルであり、しばしば誤植を
     示します。たぶん、デリミタを削除することができます。

     no blank before trailing delimiter
     (mdoc) 後続するデリミタ引数をサポートするマクロの最後の引数は、1 バイトよ
     り長く、後続するデリミタで終わます。個別の引数となるデリミタのような空白
     を挿入することを考慮し、したがって、マクロのスコープからそれを移動しま
     す。

     fill mode already enabled, skipping
     (man) fi 要求は、たとえ、文書が、まだ、fill モードであるか、または既に、
     fill モードに戻るように切り替えたとしても起こります。それには、効果はあり
     ません。

     fill mode already disabled, skipping
     (man) nf 要求は、たとえ文書が既に fill モードでないように切り替え、まだ
     fill モードに戻るように切り替えられられなくても、起こります。それには、効
     果はありません。

     function name without markup
     (mdoc) 空の括弧のペアによって続いている単語は、テキスト行に存在します。Fn
     または Xr マクロを使用することを考慮してください。

     whitespace at end of input line
     (mdoc, man, roff) 入力行の終わりの空白類は、ほとんど意味的に重要ではあり
     ません -- が、そうであるかもしれない、奇妙な場合に、文書をレビューして、
     維持するとき、極めて混乱させます。

     bad comment style
     (roff) コメント行は、ドット、バックスラッシュとダブルクォート文字で始まり
     ます。mandoc ユーティリティは、バックスラッシュなしでさえコメント行として
     行を扱いますが、バックスラッシュを除外することは、移植性がないかもしれま
     せん。

   文書のプロローグに関連づけられる警告
     missing manual title, using UNTITLED
     (mdoc) Dt マクロには、引数がありません、または、最初のプロローグでないマ
     クロの前に Dt マクロは、ありません。

     missing manual title, using ""
     (man) TH マクロがありません、または、それには、引数がありません。

     missing manual section, using ""
     (mdoc, man) Dt または TH マクロは、強制的なセクション引数が欠落していま
     す。

     unknown manual section
     (mdoc) Dt 行のセクション番号は、無効ですが、まだ使用されています。

     missing date, using today's date
     (mdoc, man) 文書は、mdoc(7) として解析されました、それには、Dd マクロがな
     いか、または Dd マクロには、引数がないか、または空の引数だけがあります。
     または、文書は、man(7) として解析されました、それには、TH マクロがない
     か、または TH マクロには、3 つ未満の引数があるか、またはその 3 番目の引数
     は、空です。

     cannot parse date, using it verbatim
     (mdoc, man) Dd または TH マクロで与えられた日付は、従来の形式に従いませ
     ん。

     date in the future, using it anyway
     (mdoc, man) Dd または TH マクロで与えられた日付は、現在のシステム time(3)
     の 1 日前を越えています。

     missing Os macro, using ""
     (mdoc) デフォルトまたは現在のシステムは、この場合に表示されません。

     late prologue macro
     (mdoc) Dd または Os マクロは、いくつかのプロローグがないマクロの後に生じ
     ますが、まだ効果があります。

     prologue macros out of order
     (mdoc) プロローグのマクロは、従来の順番 Dd, Dt, Os で与えられません。すべ
     ての 3 つのマクロは、別の順序で与えられたときでさえ使用されます。

   文書構造に関連づけられる警告
     .so is fragile, better use ln(1)
     (roff) パーサプログラムが正確な現在の作業ディレクトリで実行されるとき、イ
     ンクルードするファイルだけが動作します。

     no document body
     (mdoc, man) 文書の本体は、テキストもマクロも含んでいません。ヘッダとフッ
     タの行からのみ成って、空の文書が表示されます。

     content before first section header
     (mdoc, man) いくつかのマクロまたはテキストは、最初の Sh または SH セク
     ションのヘッダに先行します。問題となっているマクロとテキストは、解析さ
     れ、あらゆるセクションのブロックの外側で、構文ツリーのトップレベルに追加
     されます。

     first section is not NAME
     (mdoc) 最初の Sh マクロの引数は、`NAME' ではありません。これは、
     makewhatis(8)apropos(1) を混乱させるかもしれません。

     NAME section without Nm before Nd
     (mdoc) NAME (名称) セクションは、最初の Nd マクロの前に、何も Nm 子供マク
     ロを含んでいません。

     NAME section without description
     (mdoc) NAME (名称) セクションは、強制的に Nd 子供マクロが欠落しています。

     description not at the end of NAME
     (mdoc) NAME (名称) セクションは、Nd 子供マクロを含んでいますが、他の内容
     は、それに続きます。

     bad NAME section content
     (mdoc) NAME (名称) セクションは、NmNd 以外の平板なテキストまたはマク
     ロを含んでいます。

     missing comma before name
     (mdoc) NAME (名称) セクションは、最初のものでも、コンマを先行するものでな
     い、Nm マクロを含んでいます。

     missing description line, using ""
     (mdoc) Nd マクロは、必要な引数が欠落しています。マニュアルのタイトル行
     は、ダッシュの後に終わます。

     description line outside NAME section
     (mdoc) Nd マクロが NAME (名称) セクションの外側に現れています。引数が、と
     にかく印刷 (表示) され、次のテキストは、apropos(1) のために使用されます
     が、その振る舞いのいずれも移植性がありません。

     sections out of conventional order
     (mdoc) 標準セクションは、それが通常先行する別のセクションの後に現れます。
     すべてのセクションのタイトルは、与えられたように使用され、セクションの順
     序は、変更されません。

     duplicate section title
     (mdoc) 同じ標準セクションのタイトルは、2 度以上現れます。

     unexpected section
     (mdoc) 標準のセクションのヘッダは、それが通常有用でないところで、マニュア
     ルのセクションに現れます。

     cross reference to self
     (mdoc) Xr マクロは、NAME (名称) または SYNOPSIS (書式) の SYNOPSIS (書式)
     セクションの Nm マクロ、または SYNOPSIS の Fn または Fo マクロで言及され
     た現在のマニュアルページと名前のセクションと一致している名前とセクション
     を参照します。Xr の代わりに Nm または Fn を使用することを考慮してくださ
     い。

     unusual Xr order
     (mdoc) SEE ALSO (関連項目) セクションで、小さいセクション番号がある Xr マ
     クロは、より大きい番号があるものに続いているか、または、同じセクションを
     参照している 2 つの Xr マクロは、アルファベット順になっていません。

     unusual Xr punctuation
     (mdoc) SEE ALSO (関連項目) セクションで、2 つの Xr マクロの間の句読点が単
     一のコンマと異なるか、または、最後の Xr マクロの後に、後続する句読点があ
     ります。

     AUTHORS section without An macro
     (mdoc) AUTHORS セクションは、An マクロを含んでいないか、または空であるも
     ののみ含んでいます。たぶん、マークアップを欠いている作者名があります。

   マクロと入れ子に関係する警告
     obsolete macro
     (mdoc) 置換については、mdoc(7) マニュアルを参照してください。

     macro neither callable nor escaped
     (mdoc) 呼び出すことができないマクロの名前は、マクロの行に現れます。それ
     は、そのまま印刷 (表示) されます。目的が、それを呼び出すことであるなら、
     それをそれ自体の入力行に移動します。そうでなければ、`\&' を前に付けてそれ
     をエスケープします。

     skipping paragraph macro
     mdoc(7) 文書で、これは、起こります。
     -   セクションとサブセクションの始めと終わりで。
     -   コンパクトでないなリストとディスプレイの右前に。
     -   カラムでなく、コンパクトでないリストの項目の終わりで、
     -   複数の連続したパラグラフのマクロのために。
     man(7) 文書で、それは、起こります。
     -   空の P, PPLP マクロのために。
     -   先頭でも本体でもない引数がある IP マクロのために。
     -   SH または SS の直後の br または sp のために。

     moving paragraph macro out of list
     (mdoc) Bl リストのリスト項目は、後続するパラグラフのマクロを含んでいま
     す。パラグラフのマクロは、リストが終りの後に移動されます。

     skipping no-space macro
     (mdoc) 入力行は、Ns マクロで始まるか、または、Ns マクロの後の次の引数は、
     分離された閉じデリミタです。マクロは、無視されます。

     blocks badly nested
     (mdoc) 2 つのブロックが交差するなら、1 つは、完全に他方を含んでいるべきで
     す。そうでなければ、レンダリングされる出力は、あらゆる出力形式で奇妙に見
     えそうで、そのような言語は、悪く入れ子にされたブロックをまったくサポート
     しないので、SGML に基づいた出力形式のレンダリングは、完全に悪くなりそうで
     す。悪く入れ子にされたブロックの代表的な例は、"Ao Bo Ac Bc" と "Ao Bq Ac"
     です。これらの例において、Ac は、それぞれ BoBq を切り離します。

     nested displays are not portable
     (mdoc) Bd, D1 または Dl の表示は、別の Bd の表示の内部で入れ子にされて現
     れます。これは、mandoc で動作しますが、ほとんどの他の実装で失敗します。

     moving content out of list
     (mdoc) Bl リストのブロックは、最初の It マクロの前にテキストまたはマクロ
     を含んでいます。原因となる子どもは、リストの始めの前に移動されます。

     first macro on line
     Bl -column リストの中で、Ta マクロは、移植性がない、行の最初のマクロとし
     て起こます。

     line scope broken
     (man) 前のマクロの次の行のスコープを解析している間に、別のマクロが前のも
     のを時期尚早に終了することが分かります。前の割り込まれたマクロは、解析ツ
     リーから削除されます。

   不足した引数に関連づけられる警告
     skipping empty request
     (roff, eqn) マクロの名前は、マクロの定義の要求から不足しているか、また
     は、eqn(7) 制御文、または操作キーワードは、その必要な引数が不足していま
     す。

     conditional request controls empty scope
     (roff) 条件付きの要求は、次のいずれかが同じ論理的な入力行でそれに従う場合
     のみ、役に立ちます:
     -   複数の行のスコープを開く `\{' キーワード。
     -   単一の行のスコープの結果となる、要求またはマクロまたはいくつかのテキ
         スト。
     -   次の行のスコープの結果となる、あらゆる介在する空白類のない論理的な行
         の即時終了。
     ここで、条件付きの要求は、後続する空白類のみが続き、その論理的な入力行に
     他の内容はありません。論理的な入力行が `\' 行の継続文字を使用して、複数の
     物理的な入力行に渡って分離しているかどうかは重要ではないことに注意してく
     ださい。これは、後続する空白類が構文的に重要なところで、まれな場合の 1 つ
     です。条件付き要求は、空白類のみを含んでいるスコープを制御するので、それ
     が、続く el 節を制御することを除いて、重要な効果がありそうもありません。

     skipping empty macro
     (mdoc) 示されたマクロには、引数がなく、そのため結果もありません。

     empty block
     (mdoc, man) Bd, Bk, Bl, D1, Dl, MT, RS または UR ブロックは、その本体に何
     も含まず、出力を生成しません。

     empty argument, using 0n
     (mdoc) 必要な幅が、Bd または Bl -offset または -width の後に不足していま
     す。

     missing display type, using -ragged
     (mdoc) Bd マクロは、要求される表示タイプなしで起動されています。

     list type is not the first argument
     (mdoc) Bl マクロで、少なくとも 1 つの他の引数が、タイプ引数に先行していま
     す。mandoc ユーティリティは、あらゆる引数の順序に対処しますが、他のいくつ
     かの mdoc(7) 実装は対処しません。

     missing -width in -tag list, using 8n
     (mdoc) -tag 引数がある、あらゆる Bl マクロは、-width も要求します。

     missing utility name, using ""
     (mdoc) Ex -std マクロは、Nm に最初に引数で呼び出される前に、引数なしで呼
     び出されます。

     missing function name, using ""
     (mdoc) Fo マクロは、引数なしで呼び出されます。関数名は、印刷 (表示) され
     ません。

     empty head in list item
     (mdoc) Bl -diag, -hang, -inset, -ohang または -tag リストで、It マクロ
     は、要求された引数が不足しています。項目の先頭は、空のままにされます。

     empty list item
     (mdoc) Bl -bullet, -dash, -enum または -hyphen リストで、It ブロックは、
     空です。空のリストの項目が表示されます。

     missing argument, using next line
     (mdoc) Bd -column リストの It マクロには、引数がありません。mandoc が次の
     行のテキストまたはマクロを使用する間に、もしあるなら、セルに対して、他の
     書式化は、リストを誤形式です。

     missing font type, using \fR
     (mdoc) Bf マクロには、引数がありません。それは、デフォルトのフォントに切
     り替えます。

     unknown font type, using \fR
     (mdoc) Bf 引数は、無効です。デフォルトのフォントが、代わりに使用されま
     す。

     nothing follows prefix
     (mdoc) Pf マクロには、引数がないか、または、1 つの引数のみで、マクロは、
     同じ入力行に続きません。これは、その目的と異なります。特に、間隔は、次の
     入力行に続いているテキストまたはマクロの前で抑制されません。

     empty reference block
     (mdoc) Rs マクロには、次の入力行の直後に Re マクロが続きます。そのような
     空のブロックは、何も出力を生成しません。

     missing section argument
     (mdoc) Xr マクロは、セクション番号である、2 番目が足りません。最初の引
     数、すなわち、名前は、印刷 (表示) されますが、その後の括弧がありません。

     missing -std argument, adding it
     (mdoc) Ex または Rv マクロは、必要な -std 引数が不足しています。mandoc
     ユーティリティは、たとえ指定されないときでさえ、-std を仮定しますが、他の
     実装は、仮定しないかもしれません。

     missing option string, using ""
     (man) OP マクロは、あらゆる引数なしで呼び出されます。1 対の空の角括弧が、
     表示されます。

     missing resource identifier, using ""
     (man) MT または UR マクロは、あらゆる引数なしで呼び出されます。1 対の空の
     山括弧が、表示されます。

     missing eqn box, using ""
     (eqn) 付加記号マークまたはバイナリのオペレータは、見つけられますが、その
     左に何もありません。空のボックスが、挿入されます。

   悪いマクロの引数に関連づけられる警告
     duplicate argument
     (mdoc) Bd または Bl マクロには、2 つ以上の -compact、2 つ以上の -offset
     または 2 つ以上の -width 引数があります。これらの引数の最後のインスタンス
     のほかは皆、無視されます。

     skipping duplicate argument
     (mdoc) An マクロには、2 つ以上の -split または -nosplit 引数があります。
     これらの引数の最初のほかは皆、無視されます。

     skipping duplicate display type
     (mdoc) Bd マクロには、2 つ以上のタイプ引数があります。最初のものが使用さ
     れます。

     skipping duplicate list type
     (mdoc) Bl マクロには、2 つ以上のタイプ引数があります。最初のものが使用さ
     れます。

     skipping -width argument
     (mdoc) Bl -column, -diag, -ohang, -inset または -item リストには、-width
     引数があります。それには、効果がありません。

     wrong number of cells
     Bl -column のリストで、タブまたは Ta マクロの数は、リストのヘッダ行から予
     期される数より少ないか、または 2 つ以上の予期される数を越えています。失わ
     れたセルは、空のままで、カラムの数を越えているすべてのセルは、1 つの単一
     のセルに結合されます。

     unknown AT&T UNIX version
     (mdoc) At マクロには、無効の引数があります。それは、その前に付けられる
     "AT&T UNIX " とともに、そのまま使用されます。

     comma in function argument
     (mdoc) Fa または Fn マクロの引数は、コンマを含んでいます。それは、たぶ
     ん、2 つの引数に分割されるべきです。

     parenthesis in function name
     (mdoc) Fc または Fn マクロの最初の引数は、開くか、または閉じる括弧を含ん
     でいます。それは、たぶん悪く、括弧は、自動的に追加されます。

     unknown library name
     (mdoc, OpenBSD でなく) Lb マクロには、未知の名前引数があり、"library
     ``name''" として提示されます。

     invalid content in Rs block
     (mdoc) Rs ブロックは、平板なテキストまたは % でないマクロを含んでいます。
     偽りの内容は、構文ツリーに残されます。形式は、貧弱であるかもしれません。

     invalid Boolean argument
     (mdoc) Sm マクロには、on または off 以外の引数があります。無効の引数は、
     間隔モードをトグルして、マクロを空のままにして、マクロから出ます。

     unknown font, skipping request
     (man, tbl) roff(7) ft 要求または tbl(7) f レイアウトの修飾子には、未知の
     font 引数があります。

     odd number of characters in request
     (roff) tr 要求は、奇数の文字を含んでいます。最後の文字は、空白文字にマッ
     プされます。

   平板のテキストに関連づけられる警告
     blank line in fill mode, using .sp
     (mdoc) 空白の入力行の意味は、non-fill モードでのみ明確です: fill モードに
     おいて、テキストの入力行の改行は、重要と思われません。しかしながら、groff
     との互換性のために、fill モードの空白行は、sp 要求と置き換えられます。

     tab in filled text
     (mdoc, man) タブ文字の意味は、non-fill モードでのみ明確で: fill モードに
     おいて、空白類は、テキスト入力行で重要と思われません。実装依存の選択とし
     て、テキスト行のタブ文字は、どんな場合でもフォーマッタに渡されます。タブ
     文字の前のテキストが充てんされるならば、タブの停止位置のタブが進むことを
     予測するのは、難しいことです。

     new sentence, new line
     (mdoc) 新しい文は、テキスト行の中央で始まります。フォーマッタが正しい間隔
     を生成することを手助けするために新しい入力行で始めます。

     invalid escape sequence
     (roff) エスケープシーケンスには、無効の開き引数のデリミタがあり、閉じ引数
     のデリミタを欠くか、または引数には、あまりに少ない文字があります。引数が
     不完全であるなら、\*\n は、空の文字列に、\B は、数字 `0' に、そして
     \w は、不完全な引数の長さに展開します。他のすべての無効のエスケープシーケ
     ンスは、無視されます。

     undefined string, using ""
     (roff) 文字列が以前に定義されずに使用されるなら、その値は、暗黙に空の文字
     列に設定されます。しかしながら、使用の前に明示的に文字列を定義すること
     は、コードをより読み込み可能にします。

   テーブルに関連づけられた警告
     tbl line starts with span
     (tbl) テーブルレイアウト行の最初のセルは、水平のスパン (`s') です。このセ
     ルのために提供されたデータは、無視され、セルで何も印刷 (表示) されませ
     ん。

     tbl column starts with span
     (tbl) テーブルレイアウト指定の最初の行は、垂直のスパン (`^') を要求しま
     す。このセルのために提供されたデータは、無視され、セルで何も印刷 (表示)
     されません。

     skipping vertical bar in tbl layout
     (tbl) テーブルレイアウト指定は、2 つ以上の連続的な垂直の棒を含んでいま
     す。二重の棒が、印刷 (表示) され、すべての追加の棒は、捨てられます。

   テーブルに関連づけられたエラー
     non-alphabetic character in tbl options
     (tbl) テーブルオプション行は、文字、空白、またはオプション名の最初が予期
     されるコンマを除いた文字を含んでいます。文字は、無視されます。

     skipping unknown tbl option
     (tbl) テーブルオプション行は、あらゆる既知のオプション名に一致しない文字
     の文字列を含んでいます。単語は、無視されます。

     missing tbl option argument
     (tbl) 引数を必要とするテーブルオプションには、開き括弧が続かないか、また
     は、開き括弧が、直後に閉じ括弧が続きます。オプションは、無視されます。

     wrong tbl option argument size
     (tbl) テーブルオプションの引数は、無効の文字の数を含んでいます。オプショ
     ンと引数の両方が、無視されます。

     empty tbl layout
     (tbl) テーブルレイアウト指定は、0 の行と 0 のカラムを指定する、完全に空で
     す。代案として、単一の左ぞろえのカラムが使用されます。

     invalid character in tbl layout
     (tbl) テーブルレイアウト指定は、レイアウトのキーの文字でもレイアウトの修
     飾子でもない、または修飾子が、最初のキーに先行しないと解釈されない文字を
     含んでいます。無効の文字は、捨てられます。

     unmatched parenthesis in tbl layout
     (tbl) テーブルレイアウト指定は、開き括弧を含んでいますが、閉じ括弧と一致
     しません。入力行の残りは、括弧から始まり、効果は、ありません。

     tbl without any data cells
     (tbl) テーブルは、何もデータセルも含んでいません。それはたぶん、出力を何
     も生成しません。

     ignoring data in spanned tbl cell
     (tbl) テーブルレイアウトは、テーブルレイアウトの水平のスパン (`s') または
     垂直のスパン (`^') としてマークされますが、それは、データを含んでいます。
     データは、無視されます。

     ignoring extra tbl data cells
     (tbl) データ行は、対応したレイアウト行より多いセルを含んでいます。特別な
     セルのデータは、無視されます。

     data block open at end of tbl
     (tbl) データブロックは、T{ で開かれますが、決して T} の一致で閉じられませ
     ん。テーブルの残留データ行は、すべて 1 つのセルに置かれて、あらゆる残りの
     セルは、空のままです。

   roff、mdoc  man コードに関連づけられたエラー
     duplicate prologue macro
     (mdoc) プロローグマクロの 1 つは、複数回起こります。最後のインスタンス
     は、すべての前のものを上書きします。

     skipping late title macro
     (mdoc) Dt マクロは、最初のプロローグでないマクロの後に現れます。伝統的な
     フォーマッタは、それらは、文書の本体を構文解析する前に、ページヘッダを書
     くので、これを処理することはできません。たとえこの技術の制限が mandoc に
     適用しなくても、伝統的なセマンティックスは、保存されます。遅いマクロは、
     その引数を含んで破棄されます。

     input stack limit exceeded, infinite loop?
     (roff) 明示的な再帰の制限は、無限ループを防ぐ次の機能のために実装されま
     す:
     -   文字列と数値の登録の拡張を含む入れ子になったエスケープシーケンスの拡
         張。
     -   入れ子にされたユーザ定義のマクロの拡張。
     -   そして、so ファイルのインクルード。
     制限に達するき、出力は、正しくなく、一般的にいくつかの内容を失いますが、
     パーサは、継続することができます。

     skipping bad character
     (mdoc, man, roff) 入力ファイルは、印刷可能な ascii(7) 文字でない 1 バイト
     を含んでいます。メッセージは、文字番号に言及します。原因となるバイトは、
     疑問符 (`?') と置き換えられます。対象となる文字の ASCII の変換でバイトを
     置き換えるために入力ファイルを編集することを考慮してください。

     skipping unknown macro
     (mdoc, man, roff) 要求またはマクロの行の最初の識別子は、roff(7) 要求で
     も、ユーザ定義のマクロとしてでもなく、それぞれ mdoc(7) または man(7) マク
     ロとしてでもなく、解釈されません。それは、タイプミスされるかまたはサポー
     トされまん。要求またはマクロは、その引数を含めて廃棄されます。

     skipping insecure request
     (roff) 入力ファイルは、シェルコマンドを実行するか、または外部のファイルを
     読み込むか、または書き込むことを試みました。そのような試みは、セキュリ
     ティの理由のために拒否されます。

     skipping item outside list
     (mdoc, eqn) It マクロは、あらゆる Bl リストの外側で起こるか、または、
     eqn(7) above デリミタは、あらゆる pile の外側で起こります。それは、その引
     数を含めて廃棄されます。

     skipping column outside column list
     (mdoc) Ta マクロは、あらゆる Bl -column ブロックの外側に現れます。それ
     は、その引数を含めて廃棄されます。

     skipping end of block that is not open
     (mdoc, man, eqn, tbl, roff) 様々な構文の要素は、以前にオープンされたブ
     ロックを明示的にクローズするために単に使用することができます。マクロを閉
     じている mdoc(7) ブロック、man(7) ME, RE または UE マクロ、eqn(7) 右デリ
     ミタまたは閉まっている大括弧、または方程式、テーブル、または roff(7) 条件
     付き要求の終わりは、遭遇されますが、一致しているブロックは、開いていませ
     ん。原因となる要求またはマクロは、廃棄されます。

     fewer RS blocks open, skipping
     (man) RE マクロは、引数で呼び出されますが、RS ブロックの指定された数未満
     がオープンされます。RE マクロは、捨てられます。

     inserting missing end of block
     (mdoc, tbl) テーブルと同様に様々な mdoc(7) マクロは、明示的に専用マクロで
     閉じられることを要求します。その子どものすべての前に、悪い入れ子の終了を
     サポートしないブロックは、適切に閉じられます。開かれる子どものノードは、
     暗黙に閉じられます。

     appending missing end of block
     (mdoc, man, eqn, tbl, roff) 文書の終りで、明示的な mdoc(7) ブロック、
     man(7) の次の行のスコープまたは MT, RS または UR ブロック、方程式、テーブ
     ル、または roff(7) の条件付きまたは無視されるブロックは、まだ開かれていま
     す。開くブロックは、暗黙に閉じられます。

     escaped character not allowed in a name
     (roff) マクロ、文字列または登録識別子は、印刷可能な、空白類でない ASCII
     文字から成ります。エスケープシーケンスとそれらに関して表現された文字と文
     字列は、名前の一部を形成することができません。am, as, de, ds, nr または
     rr 要求の最初の引数、または rm のあらゆる引数、または要求された名前、また
     は呼び出されているユーザ定義マクロは、エスケープシーケンスによって終了さ
     れます。as, ds, と nr の場合に、要求は、全く効果がありません。am, de, rrrm の場合に、この点まで解析されたものは、要求への引数として使用され、
     入力行の残りは、エスケープシーケンスを含めて廃棄されます。呼び出される要
     求またはユーザ定義のマクロの名前のために解析するとき、エスケープシーケン
     スだけが廃棄されます。それに先行する文字は、要求またはマクロの名前として
     使用され、それに続く文字は、要求またはマクロへの引数として使用されます。

     NOT IMPLEMENTED: Bd -file
     (mdoc) セキュリティ理由のために、Bd マクロは、-file 引数をサポートしませ
     ん。敏感なファイルのインクルードの要求によって、悪意のある文書は、第三者
     にファイル内容を公開して、画面に不注意にファイルを表示することで特権のあ
     るユーザをそのほかの点でだますかもしれません。引数は、それに続いている
     ファイル名を含んで無視されます。

     skipping display without arguments
     (mdoc) Bd ブロックマクロには、何も引数がありません。ブロックは、破棄さ
     れ、ブロック内容は、モードがブロックの前でアクティブであったなら何でも表
     示されます。

     missing list type, using -item
     (mdoc) Bl マクロは、リストタイプに指定に失敗します。

     argument is not numeric, using 1
     (roff) ce 要求の引数が、数値ではありません。

     missing manual name, using ""
     (mdoc) Nm への最初の呼び出しまたは NAME セクションのあらゆる呼び出しは、
     必要な引数が不足しています。

     uname(3) system call failed, using UNKNOWN
     (mdoc) Os マクロが引数なしで呼び出され、uname(3) システムコールは、失敗し
     ます。回避方法として、mandoc-DOSNAME="\"string\"" でコンパイルするこ
     とができます。

     unknown standard specifier
     (mdoc) St マクロには、未知の引数があり、棄されます。

     skipping request without numeric argument
     (roff, eqn) it 要求または eqn(7) size または gsize 文には、非数値または符
     の引数または全く引数がありません。無効の要求または文は、無視されます。

     NOT IMPLEMENTED: .so with absolute path or ".."
     (roff) セキュリティの理由のために、mandoc は、単に相対的なパスで要求され
     た so ファイルのインクルードと単にあらゆる親ディレクトリに上昇することな
     しで許可します。敏感なファイルのインクルードを要求することによって、悪意
     のある文書は、第三者にファイル内容を公開して、画面に不注意にファイルを表
     示することで特権のあるユーザをそのほかの点でだますかもしれません。mandoc
     は、so の後ろに現れるように、パスを表示するだけです。

     .so request failed
     (roff) so 要求をサービスすることは、外部のファイルを読み込むことが必要で
     すが、ファイルは、オープンされませんでした。mandoc は、so の後ろに現れる
     ように、パスを表示するだけです。

     skipping all arguments
     (mdoc, man, eqn, roff) mdoc(7)Bt, Ed, Ef, Ek, El, Lp, Pp, Re, Rs また
     は Ud マクロ、項目の先頭をサポートしないリストの It マクロ、man(7)LP,
     P または PP マクロ、eqn(7)EQ または EN マクロ、または roff(7)br,
     fi または nf 要求または要求を閉じる `..' ブロックは、少なくとも 1 つの引
     数を付けて呼び出されます。すべての引数は、無視されます。

     skipping excess arguments
     (mdoc, man, roff) マクロまたは要求は、非常に多くの引数を付けて呼び出され
     ます:
       -   2 つ以上の引数を付けて、Fo, MT, PD, RS, UR, ft または sp
       -   -split または -nosplit の後の別の引数を付けて An
       -   2 つ以上の引数または整数でない引数を付けて RE
       -   2 つを超える引数を付けて de ファミリの OP または要求
       -   3 つを超える引数を付けて Dt
       -   5 つを超える引数を付けて TH
       -   無効の引数を付けて Bd, Bk または Bl
     過剰な引数は、無視されます。

   サポートされていない機能
     input too large
     (mdoc, man) 現在、mandoc は、2^31 バイト (2 ギガバイト) の任意のサイズの
     制限より大きな入力ファイルを扱うことができません。役に立つマニュアルは、
     常に小さいので、これは、実際上、問題となりません。解析は、条件が検出され
     るとすぐに、異常終了します。

     unsupported control character
     (roff) mandoc によってではなく、他の roff(7) 実装によってサポートされる
     ASCII 制御文字は、入力ファイルで見つけられました。それは、疑問符によって
     置き換えられます。

     unsupported roff request
     (roff) 入力ファイルは、mandoc によってではなく、GNU troff または Heirloom
     troff によってサポートされる roff(7) 要求を含み、これは、情報損失またはか
     なりの誤った形式を生じると思われます。

     eqn delim option in tbl
     (eqn, tbl) テーブルのオプション行は、方程式のデリミタを定義します。テーブ
     ルに含まれているあらゆる方程式のソースコードは、書式化なしで印刷 (表示)
     されます。

     unsupported table layout modifier
     (tbl) テーブルレイアウト指定は、`m' 修飾子を含んでいます。修飾子は、捨て
     られます。

     ignoring macro in table
     (tbl, mdoc, man) テーブルは、mdoc(7) または man(7) マクロ、または未定義の
     マクロの呼び出しを含んでします。マクロは、無視され、その引数は、あたかも
     それらがテキスト行であったかのように、処理されます。

関連項目
     apropos(1), man(1), eqn(7), man(7), mandoc_char(7), mdoc(7), roff(7),
     tbl(7)

歴史
     mandoc ユーティリティは、OpenBSD 4.8 ではじめて登場しました。オプション
     -I は、OpenBSD 5.2 で登場し、-aCcfhKklMSsw は、OpenBSD 5.7 で登場しまし
     た。

作者
     mandoc ユーティリティは、Kristaps Dzonsons <kristaps@bsd.lv> によって書か
     れ、Ingo Schwarze <schwarze@openbsd.org> によって保守されました。

FreeBSD 11.4                     July 20, 2017                    FreeBSD 11.4

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