FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 関連ファイル | 診断 | 関連項目 | 歴史
LPC(8)                 FreeBSD システム管理者マニュアル                 LPC(8)

名称
     lpc -- ラインプリンタの制御プログラム

書式
     lpc [command [argument ...]]

解説
     lpc ユーティリティは、ラインプリンタシステムの操作を制御するために、シス
     テム管理者によって使用されます。/etc/printcap で設定されたラインプリンタ
     ごとに、lpc は、次のために使用されます:

           •   プリンタを無効にするか、または有効にします。

           •   プリンタのスプールキューを無効にするか、または有効にします。

           •   スプールキューのジョブの順序を並べ直します。

           •   プリンタの状態、それらの関連するスプールキューとプリンタデーモ
               ンを見つけます。

           •   プリンタキューののための状態メッセージを変更します (状態メッ
               セージは、lpq(1) ユーティリティの出力の一部としてユーザによって
               見られます)。

     引数なしで、lpc は、標準入力からコマンドのためにプロンプトを出します。引
     数が供給されるなら、lpc は、コマンドの最初の引数をコマンドとして解釈し、
     パラメータとして残りの引数を解釈します。標準入力は、リダイレクトされ、lpc
     は、ファイルからコマンドを読み込みます。コマンドは、短縮されます。次は、
     認識されるコマンドのリストです。

     ? [command ...]
     help [command ...]
             引数リストで指定された各コマンドの短い説明を印刷 (表示) します、
             引数が与えられないなら、認識されたコマンドのリストを印刷 (表示)
             します。

     abort {all | printer}
             直ちにローカルなホストのアクティブなスプールデーモンを終了し、次
             に、指定されたプリンタのための印刷 (lpr(1) によって開始されている
             新しいデーモンを防止して) を無効にします。

     bottomq printer [jobspec ...]
             指定された順序で指定されたジョブを取り、それらをプリンタキューの
             下端に移動します。各 jobspec は、複数の印刷 (表示) ジョブと一致し
             ているかもしれません。jobspec の完全な説明は、以下に与えられま
             す。

     clean {all | printer}
             ローカルなマシンの指定されたプリンタの (複数の) キューのから (す
             なわち、完全なプリンタジョブからではない) 印刷 (表示) できないあ
             らゆる一時ファイル、データファイルと制御ファイルを削除します。ま
             た、このコマンドは、また、プリンタキューごとのスプールディレクト
             リの core ファイルを検索し、見つけられるあらゆるファイルをリスト
             します。それは、あらゆる core ファイルも削除しません。また、
             tclean コマンドを参照してください。

     disable {all | printer}
             指定されたプリンタキューをオフに切り替えます。これは、入力された
             新しいプリンタジョブを lpr(1) によってキューに入れられることを防
             ぎます。

     down {all | printer ...} -msg message ...
     down {all | printer} message ...
             指定されたプリンタキューをオフに切り替え、印刷を無効にし、プリン
             タの状態ファイルに message を置きます。複数のプリンタキューを指定
             するとき、-msg 引数は、新しい状態メッセージであるテキストからプリ
             ンタのリストを分離するために必要とされます。メッセージは、引用さ
             れる必要はなく、残りの引数は、echo(1) のように扱われます。これ
             は、通常、プリンタがダウンすと使用され、他のユーザに、それがなぜ
             ダウンしたがを見つけ出させます (lpq(1) ユーティリティは、プリンタ
             がダウンしたことを示し、状態メッセージを印刷 (表示) します)。

     enable {all | printer}
             リストされたプリンタのためのローカルなキューにスプールすることを
             有効にします。これによって、lpr(1) は、新しいジョブをスプール
             キューに入れることができます。

     exit
     quit    lpc を終了します。

     restart {all | printer}
             新しいプリンタデーモンを開始することを試みます。これは、キューに
             ジョブを残して、ある異常な状態によってデーモンが突然死ぬ (die) と
             き、役に立ちます。lpq(1) は、この条件が起こるとき、現在デーモンが
             ないことを報告します。ユーザがスーパユーザであるなら、最初に、現
             在のデーモンをアボートしようと試みます (すなわち、スタックした
             (行き詰まった) デーモンを kill し、再び開始します)。

     setstatus {all | printer} -msg message ...
             指定されたプリンタのための状態メッセージを設定します。-msg 引数
             は、新しい状態メッセージとなるテキストからプリンタのリストを分離
             するために必要とされます。これは、通常、プリンタのキューが印刷が
             無効にされた後に、もはやアクティブではないとき、状態メッセージを
             変更するために使用され、利用者は、lpq(1) ユーティリティの出力で
             ユーザが見るものを変更しなければなりません。

     start {all | printer}
             印刷を有効にし、リストされたプリンタのためのスプールデーモンを開
             始します。

     status {all | printer}
             ローカルなマシンのデーモンとキューの状態を表示します。

     stop {all | printer}
             現在のジョブが完了した後に、スプールデーモンを停止し、印刷を無効
             にします。

     tclean {all | printer}
             これは、clean コマンドのテストランを行ないます。同様にチェック
             が、行なわれますが、コマンドは、ユーザがそれをタイプしたなら、同
             様の clean コマンドが行なうことを記述するメッセージのみを印刷 (表
             示) します。それは、あらゆるファイルを削除しません。clean コマン
             ドが、特権を与えられたコマンドであり、一方 tclean コマンドは、制
             限されないことに注意してください。

     topq printer [jobspec ...]
             指定された順序で指定されたジョブを取り、それらをプリンタキューの
             先頭に移動します。各 jobspec は、複数の印刷 (表示) ジョブと一致す
             ることができます。jobspec の完全な説明は、以下に与えられます。

     up {all | printer}
             すべてを有効にし、新しいプリンタデーモンを開始します。down の効果
             を取り消します。

     topqbottomq のようなコマンドは、コマンドが操作すべきであるジョブを指
     定するために、1 つ以上の jobspec を取ることができます。jobspec は、次を指
     定することができます:

     •   同じジョブ番号があるプリンタのキューのすべてのジョブと一致する単一の
         ジョブ番号。例えば、17。

     •   両端を含めて、開始と終了のジョブ番号の間の番号があるすべてのジョブに
         一致するジョブ番号の範囲。例えば、21-32。

     •   そのユーザによって送信されたすべてのジョブと一致する特有の userid。例
         えば、jones。

     •   与えられたホストから送信されたキューのですべてのジョブに一致する `@'
         が前に付けられた、ホストの名前。例えば、@freebsd.org。

     •   ジョブの範囲の両方に一致し、指定されたユーザによって送信されたすべて
         のジョブと一致する `:' によって区切られたジョブの範囲と userid。例え
         ば、jones:17 または 21-32:jones。

     •   すべての指定された基準に一致しているすべてのジョブと一致するホスト名
         が続く、ジョブ範囲および/または userid。例えば、jones@freebsd.org ま
         たは 21-32@freebsd.org または jones:17@freebsd.org。

     また、userid とホスト名のための値は、ほとんどのコマンドシェルのファイル名
     のために行なわれるパターン照合と同様に、パターン照合の文字を含むことがで
     きます。利用者が初期の lpc コマンドのパラメータとして topq または bottomq
     コマンドを入力するなら、シェルは、lpc がコマンドを処理する前に、(カレント
     ディレクトリにどのファイルが見つかるかに基づき) あらゆるパターン照合文字
     を展開し、それはすることができます。その場合に、パターン照合文字を含むあ
     らゆるパラメータは、シェルがそれらを展開しよう試みできないように、引用文
     で囲まれるべきです。

関連ファイル
     /etc/printcap       プリンタ記述するファイル
     /var/spool/*        スプールディレクトリ
     /var/spool/*/lock   キューの制御のためのロックファイル

診断
     ?Ambiguous command  複数のコマンドに一致する省略形

     ?Invalid command  一致は、見つかりませんでした

     ?Privileged command  利用者は、グループ "operator" のメンバか、またはこの
     コマンドを実行する root でなければなりません

関連項目
     lpq(1), lpr(1), lprm(1), printcap(5), chkprintcap(8), lpd(8)

歴史
     lpc ユーティリティは、4.2BSD で登場しました。

FreeBSD 11.4                     July 16, 2002                    FreeBSD 11.4

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