FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 出力 | 環境変数 | 終了ステータス | 関連項目 | 警告 | | 歴史
LOCALEDEF(1)            FreeBSD 一般コマンドマニュアル            LOCALEDEF(1)

名称
     localedef -- ロケール環境を定義する

書式
     localedef [-cDUv] [-f charmap] [-i sourcefile] [-u codeset]
               [-w widthfile] localename

解説
     localedef ユーティリティは、ロケールカテゴリのためのソース定義を操作上の
     振る舞いがロケール環境変数の設定によって決定される関数とユーティリティに
     よって使用可能な形式に変換します。environ(7) を参照してください。

     ユーティリティは、-i オプション (指定されるなら) で指定されたファイルか
     ら、または標準入力から同じロケールに属している 1 つ以上のロケールカテゴリ
     のためにソース定義を読み込みます。

     各カテゴリのソース定義は、対応する環境変数名によって識別され、END
     category-name 文によって終了されます。次のカテゴリが、サポートされていま
     す:

     LC_CTYPE     文字の分類と大文字小文字の変換を定義します。

     LC_COLLATE   照合規則を定義します。

     LC_MONETARY  貨幣の情報の形式で使用される形式とシンボルを定義します。

     LC_NUMERIC   貨幣単位でない 10 進数のデリミタ、グループ分けとグループ分け
                  のシンボルを定義します。

     LC_TIME      日付と時間情報の形式と内容を定義します。

     LC_MESSAGES  肯定的と否定的な応答の形式と値を定義します。

     次のオプションが、サポートされます:

     -c      たとえ警告メッセージが発行されたとしても永続的な出力を作成しま
             す。

     -D      BSD スタイルの出力。デフォルトの localename ディレクトリを作成す
             るのではなく、そのディレクトリに LC_CTYPE, LC_COLLATE などのよう
             なファイルを作成して、出力ファイル名には、形式
             ``<localename>.<category>'' があり、現在のディレクトリにダンプし
             ます。

     -f charmap
             文字シンボルのマッピングを含んでいるファイルのパス名と実際の文字
             のエンコーディングへの照合要素シンボルをを指定します。このオプ
             ションは、(collating-symbol キーワードで定義される照合シンボル以
             外の) シンボリック名が使用されるなら、指定されなければなりませ
             ん。-f オプションが存在しないなら、デフォルト文字のマッピングが、
             使用されます。

     -i sourcefile
             ソース定義を含んでいるファイルのパス名。このオプションが存在しな
             いなら、ソース定義は、標準入力から読み込まれます。

     -u codeset
             文字シンボルのターゲットのマッピングとして使用されるコードセット
             の名前とエンコードの値が ISO/IEC 10646-1:2000 規格の位置の定数の
             値の表現で定義される照合要素シンボルを指定します。注を参照してく
             ださい。

     -U      一致する文字定義がない文字シンボルの存在を無視します。これは、い
             くつかのシンボルが与えられたエンコーディングに存在しないときでさ
             え、複数のエンコーディングに渡って使用される共通のロケール定義
             ファイルの使用を容易にします。

     -v      標準出力で冗長なデバッグ出力を発行します。

     -w widthfile
             文字画面の幅の定義を含んでいるファイルのパス名。供給されないな
             ら、一般的に、表示する単一の文字のセルを越える必要とする東アジア
             のエンコーディングを説明しないし、組み合わせのためでないか、また
             は追加の画面の幅を占領しないアクセントマークである、デフォルトの
             画面の幅が仮定されます。

     次のオペランドが必要とされます:

     localename  ロケールを識別します。名前が 1 つ以上スラッシュ文字を含んでい
                 るなら、localename は、作成されたロケール定義が格納されるパス
                 名として解釈されます。この機能は、適切な特権があるユーザに制
                 限されます。(1 つの localename を指定する結果として、いくつか
                 のカテゴリは、1 つの実行として処理することができますが、同じ
                 ロケールに属しているカテゴリだけを処理することができます。)

出力
     localedef は、指示されないなら、ロケールのデータを表しているファイルの
     ディレクトリを作成し、そうでなければ、-D (BSD 出力) オプションによって作
     成されます。このディレクトリの内容は、一般的に、libc とリンクされるプログ
     ラムに見える定義のために /usr/share/locale の適切なサブディレクトリにコ
     ピーされるべきです。

環境変数
     localedef の実行に影響する次の環境変数の定義については、environ(7) を参照
     してください: LANG, LC_ALL, LC_COLLATE, LC_CTYPE, LC_MESSAGES,
     LC_MONETARY, LC_MUMERIC, LC_TIME と NLSPATH。

終了ステータス
     次の出力値が返されます:

     0   エラーは、起こらず、ロケールは、成功して作成されました。

     1   警告が、起こり、ロケールは、成功して作成されました。

     2   ロケール指定が実装の制限を越えているか、または、コード化された文字の
         設定または使用される設定が、実装によってサポートされず、ロケールは、
         作成されませんでした。

     >3  警告またはエラーが、起こり、出力は、作成されませんでした。

     エラーが検出されるなら、永続的な出力は、作成されません。

関連項目
     locale(1), iconv_open(3), nl_langinfo(3), strftime(3), environ(7)

警告
     警告が起こるなら、永続的な出力は、-c オプションが指定されたなら、作成され
     ます。次の条件によって、警告メッセージは、出力されます:

     •   シンボリック名が charmap ファイルに見つからないなら、LC_CTYPE または
         LC_COLLATE カテゴリの記述のために使用されます (他のカテゴリのために、
         これは、エラー条件です)。

     •   オプションのキーワードが実装によってサポートされないなら、ソースに存
         在します。


     -u オプションが使用されるとき、codeset オプション引数は、ISO/IEC
     10646-1:2000 規格の位置の定数の値が変換されるコードセットの名前として解釈
     されます。ISO/IEC 10646-1:2000 規格の位置の定数の値と他の形式 (10 進数、
     16 進数、または 8 進数) の両方は、charmap ファイル内のエンコードの値とし
     て有効です。codeset は、iconv_open(3) 関数によってサポートされるあらゆる
     コードセットを指定できます。

     codeset, mb_cur_max または mb_cur_min の charmap 指定と -u オプション引数
     codeset によって表されるコードセットのための対応した値の間で衝突が起こる
     とき、localedef ユーティリティは、エラーで失敗します。

     移植性のある文字セットの文字のシンボリック名のために指定された charmap エ
     ンコード値と US-ASCII によって定義された文字エンコード値の間で衝突が起こ
     るとき、結果は、未定義です。

歴史
     localedef は、FreeBSD 11.0 ではじめて登場しました。

     それは、Illumos のために Garrett D'Amore <garrett@nexenta.com> によって書
     かれました。John Marino <draco@marino.st> は、DragonFly でクリーンにコン
     パイルするために必要な代替を提供しました。Baptiste Daroussin
     <bapt@FreeBSD.org> は、それを FreeBSD に移植し、それを tree(3) に変換しま
     した。

FreeBSD 11.4                     July 28, 2015                    FreeBSD 11.4

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