FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
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名称 | 書式 | 解説 | 関連ファイル | 関連項目 | 歴史
LINUX(4)           FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル           LINUX(4)

名称
     linux -- Linux ABI サポート

書式
     この ABI のサポートを i386 カーネルにコンパイルするためには、次の行を利用
     者のカーネル設定ファイルに置きます:

           options COMPAT_LINUX

     amd64 カーネルについては、次を使用します:

           options COMPAT_LINUX32

     もう一つの方法として、ブート時にモジュールとして ABI をロードするために
     は、次の行を loader.conf(5) に置きます:

           linux_load="YES"

解説
     linux モジュールはユーザランドアプリケーションのために制限された Linux
     ABI (アプリケーションバイナリインタフェース) を提供します。モジュールは次
     の重要な機能を提供します:

     •   正しいブランドの elf(5) 実行可能なイメージのためのイメージ駆動機能

     •   駆動イメージのための特別なシグナル処理

     •   Linux からネイティブのシステムコール変換

     エミュレータを通して提供されなかった Linux ABI のサポートに注意することは
     重要です。むしろ、(制限されていますが) 本当の ABI 実装を提供します。

     次の sysctl(8) 調整変数が利用可能です:

     compat.linux.osname       Linux カーネルオペレーティングシステム名。

     compat.linux.osrelease    Linux カーネルオペレーティングシステムリリー
                               ス。それが Linux プログラムが動作する方法を変更
                               するかもしれないので、これを他の何かに変更する
                               ことは、非開発システムでお勧めできません。GNU
                               libc の最近のバージョンは、この sysctl の値に依
                               存する異なった syscall を使用することが知られて
                               います。

     compat.linux.oss_version  Linux オープンサウンドシステムバージョン。

     linux モジュールは COMPAT_LINUX カーネル設定オプションで静的にカーネルに
     リンクするか、または必要に応じてロードすることができます。カーネルにリン
     クされず、またモジュールとして既にロードされていないなら、次のコマンドは
     モジュールをロードします:

           if ! kldstat -v | grep -E 'linux(aout|elf)' > /dev/null; then
                   kldload linux > /dev/null 2>&1
           fi

     ダイナミックにリンクされた Linux 実行形式は /compat/linux に適切な環境を
     必要とすることに注意してください。特に、Linux ランタイム (実行時) リンカ
     のヒントファイルは正しく初期化されるべきです。このため、正しく Linux 実行
     形式を実行するためのシステムを準備する次のコマンドを実行することは一般的
     です:

           if [ -x /compat/linux/sbin/ldconfig ]; then
                   /compat/linux/sbin/ldconfig -r /compat/linux
           fi

     システム起動時に自動的に linux カーネルローダブルモジュールをロードする情
     報については、rc.conf(5) を参照してください。この情報は、linux モジュール
     が静的にカーネルにリンクされるか、またはモジュールとしてロードされるかに
     かかわらず適用されます。

関連ファイル
     /compat/linux         最小の Linux 実行時環境
     /compat/linux/dev/fd  制限された Linux ファイル記述子のファイルシステム
     /compat/linux/proc    制限された Linux プロセスファイルシステム
     /compat/linux/sys     制限された Linux システムファイルシステム

関連項目
     brandelf(1), elf(5), fdescfs(5), linprocfs(5), linsysfs(5)

歴史
     Linux ABI サポートは FreeBSD 2.1 ではじめて登場しました。

FreeBSD 11.4                    August 1, 2017                    FreeBSD 11.4

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