日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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LE(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル LE(4) 名称 le -- AMD Am7900 LANCE と Am79C9xx ILACC/PCnet イーサネットインタフェース ドライバ 書式 このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル 設定ファイルに置きます: device le もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため には、次の行を loader.conf(5) に置きます: if_le_load="YES" C-バスの非 PnP アダプタのために、ポートアドレスと IRQ 番号は、 /boot/device.hints に指定されなければなりません: hint.le.0.at="isa" hint.le.0.port="0x03d0" hint.le.0.irq="6" ISA の非 PnP アダプタのために、IRQ と同様のポートアドレスと DRQ 番号は、 /boot/device.hints で指定されなければなりません: hint.le.0.at="isa" hint.le.0.port="0x280" hint.le.0.irq="10" hint.le.0.drq="0" 解説 le ドライバは、イーサネット (LANCE) チップのための AMD Am7990 と Am79C90 (CMOS, ピン互換ローカルエリアネットワークコントローラに基づく) イーサネッ トアダプタのサポートを行います。 また、le ドライバは、LANCE チップと DMA エンジンの単一チップ実装である、 Am79C9xx PCnet ファミリのチップと同様に、AMD Am79C900 統合ローカルエリア 通信コントローラ (ILACC) に基づくエーサーネットアダプタもサポートしていま す。これは、pcn(4) ドライバによってサポートされた PCI バスイーサネット チップのスーパセットを含んでいます。le ドライバは、AMD Am79C970 PCnet-PCI としてこれらの PCI バスイーサネットチップをすべて取り扱い、AMD Am79C971 PCnet-FAST とより大きいチップの MII バスとバーストモードのような追加の機 能をサポートしません。したがって、後者のためは、pcn(4) ドライバが優先され るべきです。 一般的に、le ドライバは、これらのいくつかで最も良い性能で、ある程度の費用 で、できるだけ多くの異なったプラットフォームで多くの異なったチップをサ ポートすることを目指しています。 le ドライバは、vlan(4) のために拡張されたフレームの受信と送信をサポートし ています。マルチキャストのイーサネットフレームの選択的受信は、64 ビットマ スクで提供されます。マルチキャストの宛先アドレスは、イーサネット CRC 機能 を使用して 1 ビットのエントリにハッシュされます。 ハードウェア C-Bus と ISA le ドライバは、次チップに基づいている C-Bus と ISA バスのイーサネットアダ プタをサポートしています: • AMD Am7990 and Am79C90 LANCE • AMD Am79C960 PCnet-ISA • AMD Am79C961 PCnet-ISA+ • AMD Am79C961A PCnet-ISA II これは、次のイーサネットアダプタのサポートを含んでいます: C-Bus の非 PnP は、次の通りです: • Contec C-NET(98)S ISA の非 PnP は、次の通りです: • BICC Isolan • Novell NE2100 ISA の PnP は、次の通りです: • AMD AM1500T/AM2100 • AMD PCnet-32 • AMD PCnet-ISA • Allied Telesyn AT-1500 • Boca LANCard Combo • Cabletron E2100 Series DNI • Cabletron E2200 Single Chip • Melco Inc. LGY-IV • Novell NE2100 • Racal InterLan EtherBlaster le ドライバは、C-Bus と ISA バスイーサネットアダプタで ifconfig(8) を通し てメディアタイプとオプションの選択をサポートしません。 PCI le ドライバによってサポートされた PCI バスイーサネットチップは、次の通り です: • AMD Am53C974/Am79C970/Am79C974 PCnet-PCI • AMD Am79C970A PCnet-PCI II • AMD Am79C971 PCnet-FAST • AMD Am79C972 PCnet-FAST+ • AMD Am79C973/Am79C975 PCnet-FAST III • AMD Am79C976 PCnet-PRO • AMD Am79C978 PCnet-Home これは、次のイーサネットアダプタのサポートを含んでいます: • AcerLAN NIC P20 • Allied Telesyn AT-2450 and AT-2700 series • VMware emulated AMD Am79C970A PCnet-PCI II interface le ドライバは、PCI バスイーサネットアダプタで ifconfig(8) を通して次のメ ディアタイプの選択をサポートしています: autoselect メディアタイプの自動選択を有効にします。 10baseT/UTP UTP メディアを選択します。 10base5/AUI AUI/BNC メディアを選択します。 次のメディアオプションは、これらのメディアタイプでサポートされます: full-duplex 全二重オペレーションを選択します。 pcn(4) ドライバと違って、le ドライバは、100Mbps (ファーストイーサネット) メディアタイプの選択をサポートしないことに注意してください。 sparc64 le ドライバは、Sun Ultra 1 マシンにあるオンボードの LANCE インタフェース をサポートしています。le ドライバは、これらのオンボードインタフェースで ifconfig(8) を通して次のメディアタイプの選択を利用可能とします: autoselect メディアタイプの自動選択を有効にします。 10baseT/UTP UTP メディアを選択します。 10base5/AUI AUI メディアを選択します。 autoselection を使用するとき、デフォルトのメディアタイプは、使用のために キャリヤをすべてのポートを調べることによって選択されます。キャリヤが検出 される最初のメディアタイプが選択されます。さらに、キャリヤがポートで落さ れるなら、ドライバは、キャリヤがあるものが見つけられるまで、利用可能な ポートを切り換えます。 また、le ドライバは、次の Sun SBus イーサネットアドオンアダプタをサポート しています: • SCSI HBA と Buffered Ethernet (SBE/S, P/N 501-1869) • Fast SCSI と Buffered Ethernet (FSBE/S, P/N 501-2015 と 501-2981) le ドライバは、SBus イーサネットアドオンアダプタで ifconfig(8) を通してメ ディアタイプとオプションの選択をサポートしません。 メディアタイプとオプションの設定に関するさらなる詳細については、 ifconfig(8) を参照してください。 診断 le%d: overflow イーサネットから LANCE 受信バッファの空間より多くのパケッ トが到着した。パケットは失われました。 le%d: receive buffer error LANCE は、バッファ空間を使い果たし、パケット は落されました。 le%d: lost carrier イーサネットキャリヤは、転送する試みの間に消失しまし た。LANCE は、現在のパケットを転送することを終了しますが、衝突があるな ら、転送を自動的に再試行しません。 le%d: excessive collisions, tdr %d イーサネットが非常にビジーか、または 渋滞し、外部へのパケットが、16 回再転送の試みの後に落とされました。 TDR は、"Time Domain Reflectometry" (時間領域反射率測定) の略語です。オプ ションで報告された TDR 値は、転送の始まりと衝突の発生の間隔の内部のカウン タです。ショートされるか、オープンされた (終端されていない) イーサネット ケーブルでイーサネットタップからポイントまでの距離を決定するために、この 値を使用することができます。 le%d: dropping chained buffer パケットが単一の受信バッファに適合せず落さ れました。le ドライバが最大サイズのイーサネットパケットを受信するために十 分大きなバッファを割り付けるので、これは、LAN のある他のステーションが、 イーサネット規格によって許可されているものより大きいパケットを転送された ことを意味します。 le%d: transmit buffer error LANCE が、パケットの転送を終了する前に、バッ ファ空間を使い果たしました。このエラーが起こるなら、ドライバのソフトウェ アに、バグがあります。 le%d: underflow LANCE は、パケットの転送を終了する前に、バッファ空間を使 い果たしました。このエラーが起こるなら、ドライバのソフトウェアに、バグが あります。 le%d: controller failed to initialize ドライバが LANCE の開始に失敗しま した。これは、潜在的なハードウェアの故障です。 le%d: memory error LANCE が、それを読み込むか、またはそれに書き込む必要 があったとき、RAM がタイムアウト内に応答しませんでした。これは、潜在的な ハードウェアの故障です。 le%d: receiver disabled LANCE のレシーバ (受信機) が、エラーのためにオフ にされました。 le%d: transmitter disabled LANCE のトランスミッタ (送信機) が、エラーの ためオフにされました。 関連項目 altq(4), arp(4), intro(4), netintro(4), pcn(4), vlan(4), ifconfig(8) 歴史 le ドライバは、NetBSD から移植され、FreeBSD 6.1 ではじめて登場しました。 入れ替わりに NetBSD のバージョンは、4.4BSD ではじめて登場した le ドライバ から派生されました。 作者 le ドライバは、Marius Strobl <marius@FreeBSD.org> によって移植されまし た。 FreeBSD 11.4 January 20, 2007 FreeBSD 11.4