FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
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名称 | 書式 | 解説 | 関連項目 | 歴史
HPET(4)            FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル            HPET(4)

名称
     hpet -- 高精度イベントタイマドライバ

書式
     このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル
     設定ファイルに置きます:

           device acpi

     次の調整変数は、loader(8) から設定可能です:

     hint.hpet.X.allowed_irqs
     これは、32 ビットのマスクです。各設定ビットによって、ドライバは、BIOS が
     比較器の設定レジスタの個別のケーパビリティのビットも設定するなら、それぞ
     れの IRQ を使用することができます。デフォルト値は、いくつかの知られている
     壊れたハードウェアを除いて、0xffff0000 です。

     hint.hpet.X.clock
     イベントタイマ機能のサポートを制御します。0 に設定して、それを無効にしま
     す。デフォルト値は、1 です。

     hint.hpet.X.legacy_route
     "LegacyReplacement Route" モードを制御します。有効にされるなら、HPET は、
     i8254 タイマの IRQ0 と RTC の IRQ8 を横取りします。それを使用する前に、そ
     れぞれのドライバが設定することによって割り込みを使用していないことを確か
     めます:

     hint.attimer.0.clock=0
     hint.atrtc.0.clock=0
     デフォルト値は、0 です。

     hint.hpet.X.per_cpu
     CPU 毎のイベントタイマがどのくらいのドライバの登録する試みをするべきかを
     制御します。この機能は、独自の共有されない IRQ を持つためにグループであら
     ゆる比較器を必要とするので、ハードウェアのケーパビリティと割り込み設定に
     依存します。デフォルト値は、1 です。

解説
     このドライバは、1 つの時間カウンタといくつかの (通常 3 から 8 までの) イ
     ベントタイマをあるカーネルに供給するために高精度イベントタイマ (High Pre
     cision Event Timer) ハードウェア (通常、ACPI を通して列挙されるチップセッ
     トの一部) を使用します。このハードウェアは、知られている増分の周波数
     (10MHz 以上) と (オプションで自動再ロード機能がある) いくつかのプログラマ
     ブル比較器がある単一のメインカウンタを含んでいます。メインカウンタの値が
     任意の比較器の現在の値にマッチするとき、割り込みを生成できます。ハード
     ウェアケイパビリティと設定によって、0 から 31 までの範囲の正規の I/O APIC
     割り込み (ISA または PCI) として、または PCI MSI 割り込みに似ている、
     Front Side Bus 割り込みとして、割り込みを配信することができるか、またはい
     わゆる "LegacyReplacement Route" で HPET は、i8254 の IRQ0 と RTC の IRQ8
     を盗むことができます。割り込みは、どちらのエッジでトリガされるか、または
     レベルでトリガされることができます。最後の場合に、それらを、安全に PCI
     IRQ で共有できました。ドライバは、サポートされているなら、共有することを
     避けるために FSB 割り込みを使用することを好みます。可能でないなら、PCI 範
     囲から単一の共有可能な IRQ を使用します。他のモード (LegacyReplacement と
     ISA IRQ) は、セットアップするために特別な注意を必要としますが、デバイスヒ
     ントを通して手動で設定できるでしょう。

     ドライバによって提供されたイベントタイマは、ともに 1 回限の周期モードをサ
     ポートし、CPU 電源状態と無関係です。

     ハードウェアケイパビリティと設定によって、ドライバは、別々のイベントタイ
     マとして各比較器を公開するか、またはそれらを 1 つ以上の CPU 毎のイベント
     タイマに分類することができます。最後の場合に、グループ内のそれらの比較器
     のあらゆる割り込みは、特定の CPU コアに結び付けられます。これは、これらの
     比較器のそれぞれに、独自の共有不可能な IRQ があるときのみ、可能です。

関連項目
     acpi(4), apic(4), atrtc(4), attimer(4), eventtimers(4), timecounters(4)

歴史
     hpet ドライバは、FreeBSD 6.3 ではじめて登場しました。イベントタイマのサ
     ポートは、FreeBSD 9.0 で追加されました。

FreeBSD 11.4                  September 14, 2010                  FreeBSD 11.4

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