日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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GETRUSAGE(2) FreeBSD システムコールマニュアル GETRUSAGE(2) 名称 getrusage -- リソースの利用に関する情報を取得する ライブラリ 標準 C ライブラリ (libc, -lc) 書式 #include <sys/types.h> #include <sys/time.h> #include <sys/resource.h> #define RUSAGE_SELF 0 #define RUSAGE_CHILDREN -1 #define RUSAGE_THREAD 1 int getrusage(int who, struct rusage *rusage); 解説 getrusage() システムコールは、現在のスレッド、現在のプロセス、または終了 されたすべての子プロセスによって利用されるリソースを記述している情報を返 します。who 引数は、RUSAGE_THREAD, RUSAGE_SELF または RUSAGE_CHILDREN の いずれかです。rusage が指すバッファは、次の構造体で埋められます: struct rusage { struct timeval ru_utime; /* 使用されたユーザ時間 */ struct timeval ru_stime; /* 使用されたシステム時間 */ long ru_maxrss; /* 最大の常駐設定サイズ */ long ru_ixrss; /* integral 共有テキストメモリサイズ */ long ru_idrss; /* integral 共有されないデータサイズ */ long ru_isrss; /* integral 共有されないスタックサイズ */ long ru_minflt; /* ページ再要求 */ long ru_majflt; /* ページフォルト */ long ru_nswap; /* スワップ */ long ru_inblock; /* ブロック入力操作 */ long ru_oublock; /* ブロック出力操作 */ long ru_msgsnd; /* 送信されたメッセージ */ long ru_msgrcv; /* 受信されたメッセージ */ long ru_nsignals; /* 受信されたシグナル */ long ru_nvcsw; /* 自発的なコンテキストスイッチ */ long ru_nivcsw; /* 自発的でないコンテキストスイッチ */ }; フィールドは、次のように解釈されます: ru_utime ユーザモードの実行で費された時間の合計量。 ru_stime (複数の) プロセスの代わりに実行しているシステムで費された時 間の合計量。 ru_maxrss 利用された最大の常駐の設定サイズ (キロバイト単位)。 ru_ixrss また、他のプロセスの間で共有されたテキストセグメントによって 使用されるメモリの量を示している ``integral'' 値。この値は、 キロバイト * 実行のチックの単位で表現されます。チックは、統 計のクロックのチックです。統計のクロックには、秒ごとに sysconf(_SC_CLK_TCK) チックの周波数があります。 ru_idrss (キロバイト * 実行のチックの単位で表現される) プロセスのデー タセグメントに常駐している共有されないメモリの量の integral 値。 ru_isrss (キロバイト * 実行のチックの単位で表現される) プロセスのス タックセグメントに常駐している共有されないメモリの量の inte gral 値。 ru_minflt あらゆる I/O アクティビティなしでサービスされるページフォル トの数。ここで、I/O アクティビティは、再割り付けを待っている ページのリストからページフレームを ``再要求'' することによっ て回避されます。 ru_majflt I/O アクティビティを要求するサービスされるページフォルトの 数。 ru_nswap プロセスがメインメモリの ``スワップ'' アウトされた回数。 ru_inblock ファイルシステムが入力を実行しなければならなかった回数。 ru_oublock ファイルシステムが出力を実行しなければならなかった回数。 ru_msgsnd 送信された IPC メッセージの数。 ru_msgrcv 受信された IPC メッセージの数。 ru_nsignals 配信されたシグナルの数。 ru_nvcsw (通常リソースの利用可能性を待つために) そのタイムスライスが 完了される前に、プロセスがプロセッサを自発的に放棄する結果と なったコンテキストスイッチの回数。 ru_nivcsw より高い優先度のプロセスが実行可能となるか、または現在のプロ セスがそのタイムスライスを越えた結果となったコンテキストス イッチの回数。 注 数値 ru_inblock と ru_oublock は、実際の I/O のためだけを説明しています。 キャッシュメカニズムによって供給されたデータは、データを読み込むか、また は書き込むための最初のプロセスにだけ負担されます。 戻り値 関数 getrusage() は、処理が成功すると値 0 を返します。そうでない場合、値 -1 が返され、グローバル変数 errno にエラーを示す値が設定されます。 エラー getrusage() システムコールは、次の場合に失敗します: [EINVAL] who 引数が有効な値ではありません。 [EFAULT] rusage 引数によって指定されるアドレスが、プロセスのア ドレス空間の有効な部分にありません。 関連項目 gettimeofday(2), wait(2), clocks(7) 歴史 getrusage() システムコールは、4.2BSD で登場しました。RUSAGE_THREAD 機能 は、FreeBSD 8.1 ではじめて登場しました。 バグ まだ終了していない子プロセスに関する情報を取得する方法はありません。 FreeBSD 11.4 May 1, 2010 FreeBSD 11.4