日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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GETCONF(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル GETCONF(1) 名称 getconf -- 標準設定変数の取り出し 書式 getconf -a [file] getconf [-v environment] path_var file getconf [-v environment] system_var 解説 getconf ユーティリティは、標準出力に、POSIX または X/Open パスの値、また はシステム設定変数の値を印刷 (表示) します。変数が未定義であるなら、文字 列 ``undefined'' が出力されます。 コマンドの最初の形式は、パスのすべてまたはシステム設定変数を標準出力に表 示します。file が提供されるなら、すべてのパス設定変数は、pathconf(2) を使 用して file について報告されます。そうでなければ、すべてのシステム設定変 数は、confstr(3) と sysconf(3) を使用して報告されます。 コマンドの 2 番目の形式は、2 回の強制的な引数を付けて、pathconf(2) を使用 してファイル特有とファイルシステム特有設定変数を取り出します。3 番目の形 式は、単一の引数を付けて、変数のタイプに依存して、confstr(3) と sysconf(3) を使用してシステム構成変数を取り出します。拡張として、2 番目の 形式は、また、<limits.h> から静的な制限を問い合わせるために使用されます。 すべての sysconf(3) と pathconf(2) 変数は、あらゆる先導する下線または接頭 辞を含んで、関連している標準 C 言語のバインディングで定義された明白な定数 と同じ名前を使用します。すなわち、system_var は、sysconf(3) 名 _SC_ARG_MAX または _SC_POSIX_VERSION と対照的に ARG_MAX または _POSIX_VERSION であるかもしれません。confstr(3) から取り出された変数は、 先導される `_CS_' を取り除かれます。したがって、_CS_PATH は、``PATH'' の system_var によって問合わされます プログラミング環境 -v environment オプションは、値が問い合わされる IEEE Std 1003.1-2001 (``POSIX.1'') プログラミング環境を指定します。このオプションは、現在、何 も行いませんが、両方をサポートするプラットフォームの 32 ビットと 64 ビッ ト実行環境の間で選択するために将来使用されます。現在の実行プラットフォー ムでサポートされない環境を指定することは、未定義の結果となります。 標準プログラミング環境は、次の通りです: POSIX_V6_ILP32_OFF32 正確に 32 ビット整数、long、ポインタとファイ ルオフセット。サポートされるプラットフォー ム: なし。 POSIX_V6_ILP32_OFFBIG 正確に 32 ビット整数、long とポインタ。少な くとも 64 ビットのファイルオフセット。サポー トされるプラットフォーム: IA32, PowerPC。 POSIX_V6_LP64_OFF64 正確に 32 ビット整数。正確に 64 ビット long、ポインタとファイルオフセット。サポート されるプラットフォーム: AMD64, SPARC64。 POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG 少なくとも 32 ビット整数。すくなくとも 64 ビット long、ポインタとファイルオフセット。 サポートされるプラットフォーム: なし。 コマンド: getconf POSIX_V6_WIDTH_RESTRICTED_ENVS は、特定の基本的なタイプの幅が、ネイティブの C のタイプの long の幅を越え ない環境の改行で区切られたリストを返します。現在のところ、FreeBSD によっ てサポートされるすべてのプログラミング環境は、このプロパティがあります。 confstr(3) 変数のいくつかは、上に説明された標準のプログラミング環境を使用 するために、必要なコンパイラとリンカフラグに関する情報を提供します。 終了ステータス ユーティリティ getconf は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終 了します。 使用例 コマンド: getconf PATH は、PATH 環境変数のためのシステムのデフォルト設定を表示します。 コマンド: getconf NAME_MAX /tmp は、/tmp ディレクトリのファイル名の最大の長さを表示します。 コマンド: getconf -v POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG LONG_MAX は、システムが POSIX_V6_LPBIG_OFFBIG プログラミング環境をサポートするな ら、その環境で C タイプの long の最大値を表示します。 診断 完全に認識されない system_var または path_var の使用は、診断メッセージが 標準エラーに書き込まれ、エラーとみなされます。知られているが、単に未定義 のものは、エラー表示の結果となりません。getconf ユーティリティは、現在実 装されていないものを含んで、IEEE Std 1003.1-2001 (``POSIX.1'') のために定 義されたすべての変数を認識します。 関連項目 pathconf(2), confstr(3), sysconf(3) 規格 getconf ユーティリティは、IEEE Std 1003.1-2001 (``POSIX.1'') に準拠するは ずです。 歴史 getconf ユーティリティは、FreeBSD 5.0 ではじめて登場しました。 作者 Garrett A. Wollman <wollman@lcs.mit.edu> FreeBSD 11.4 September 15, 2017 FreeBSD 11.4