FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | 環境変数 | 関連項目 | 歴史 | 作者 | バグ
FMT(1)                  FreeBSD 一般コマンドマニュアル                  FMT(1)

名称
     fmt -- 簡単なテキストフォーマッタ

書式
     fmt [-cmnps] [-d chars] [-l num] [-t num]
         [goal [maximum] | -width | -w width] [file ...]

解説
     fmt ユーティリティは、(複数の) 入力ファイル (または、何も与えられないなら
     標準入力) の連結を読み込む簡単なテキストフォーマッタで、maximum を越えな
     い goal の長さにできるだけ近い行で入力のバージョンを標準出力に生成しま
     す。goal の長さのデフォルトは、65 で、maximum のデフォルトは、goal の長さ
     を越える 10 です。代わりに、その前にハイフンを追加するか、または -w を使
     用することによってのいずれかで、単一の width パラメータを指定することがで
     きます。例えば、``fmt -w 72'', ``fmt -72'', と ``fmt 72 72'' のすべては、
     同一の出力を生成します。入力行の最初の間隔 (spacing) は、空行と単語の間の
     間隔のように出力に保存されます。行は、空白類でのみ結合されるか、または分
     割されます。すなわち、単語は、決して結合されるか、またはハイフンでつなが
     れません。

     オプションは、次の通りです:

     -c      行ごとに、テキストを中央そろえします。この場合に、ほとんどの他の
             オプションは、無視されます。行の分割または結合は、行われません。

     -m      入力に含まれているメールのヘッダ行を書式化しようと試みます。

     -n      書式化の行は、`.' (ドット) 文字で始まります。通常、fmt は、
             nroff(1) との互換性のために、これらの行を詰めません。

     -p      インデンテーション (段付け) された段落を許可します。-p フラグなし
             で、行の開始で空白類の量のあらゆる変更が、新しい段落の結果となり
             ます。

     -s      複数の空白類文字が単一の空白に変わることとができるように、行の内
             側の空白類を折りたたみます。(または文の終わりで、二つの空白。)

     -d chars
             文の終りの文字として chars (と他にない) を処理します。デフォルト
             で、文の終りの文字は、終止符 (`.')、疑問符 (`?') と感嘆符 (`!')
             あす。いくつかの文字は、利用者のシェルからそれらを保護するために
             エスケープされる必要があることを覚えておいてください。

     -l number
             可能であるなら、各出力行の先頭で複数の空白をタブと置き換えます。
             各 number の空白は、1 つのタブと置き換えられます。デフォルトは、8
             です。number が 0 であるなら、空白は、保持されます。

     -t number
             入力ファイルのタブは、タブごとに number の空白であると仮定しま
             す。デフォルトは、8 です。

     fmt ユーティリティは、送信に先がけてメールのメッセージを書式化することを
     意味しますが、また、他の簡単なタスクのために役に立ちます。例えば、ex(1)
     エディタ (例えば、vi(1)) のビジュアルなモードで、コマンド

           !}fmt

     は、段落を再書式化します。

環境変数
     LANG, LC_ALL と LC_CTYPE 環境変数は、environ(7) で記述されているように
     fmt の実行に影響します。

関連項目
     fold(1), mail(1), nroff(1)

歴史
     fmt コマンドは、3BSD で登場しました。

     ここに記述されたバージョンは、完全に書き直され、FreeBSD 4.4 で登場しまし
     た。

作者
     Kurt Shoens
     Liz Allen (goal の長さ概念を追加)
     Gareth McCaughan

バグ
     プログラムは、簡単で速くなるように設計されました - より複雑な操作について
     は、標準のテキストプロセッサが、より適切であると思われます。

     インデンテーション (段付け) された段落の最初の行が (goal の長さより 2 倍
     長い) 非常に長いとき、出力のインデンテーションは、間違いとなるかもしれま
     せん。

     fmt ユーティリティは、どの行がメールのヘッダであり、どの行がそうでないか
     を、推測することで絶対確実ではありません。

FreeBSD 11.4                   December 1, 2017                   FreeBSD 11.4

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索