FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。

4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | ライブラリ | 書式 | 解説 | 戻り値 | エラー | 関連項目 | 規格 | 歴史
DUP(2)                 FreeBSD システムコールマニュアル                 DUP(2)

名称
     dup, dup2 -- 既存のファイル記述子を複製する

ライブラリ
     標準 C ライブラリ (libc, -lc)

書式
     #include <unistd.h>

     int
     dup(int oldd);

     int
     dup2(int oldd, int newd);

解説
     dup() システムコールは、既存のオブジェクト記述子を複製し、その値を呼び出
     しているプロセスに返します (newd = dup(oldd))。引数 oldd は、プロセスごと
     の記述子テーブルの小さな負でない整数インデックスです。呼び出しによって返
     される新しい記述子は、現在、プロセスによって使用されていない最小の番号付
     けられた記述子です。

     記述子によって参照されるオブジェクトは、決して olddnewd を区別しませ
     ん。したがって、newdoldd がオープンしたファイルへの重複した参照である
     なら、read(2), write(2)lseek(2) 呼び出しは、すべてファイルへの単一の
     ポインタを移動させ、追加モード、ノンブロッキング I/O と非同期 I/O オプ
     ションは、参照の間で共有されます。ファイルへの個別のポインタが要求される
     なら、ファイルへの異なるオブジェクトの参照は、追加の open(2) システムコー
     ルを発行することによって取得されなければなりません。新しいファイル記述子
     の close-on-exec フラグは、未設定とされます。

     dup2() では、新しい記述子 newd の値が指定されます。この記述子が既に使用中
     であり、oldd != newd であるなら、記述子は、あたかも close(2) システムコー
     ルが使用されたかのように、最初に割り付け解放されます。oldd が有効な記述子
     でないなら、newd は、クローズされません。oldd == newd であり、oldd が有効
     な記述子であるなら、dup2() は、成功し、何も行いません。

戻り値
     これらの呼び出しは、成功したなら、新しいファイル記述子を返します。そうで
     なければ、値 -1 が、返され、外部変数 errno は、エラーの原因を示す値が設定
     されます。

エラー
     dup() システムコールは、次の場合に失敗します:

     [EBADF]            oldd 引数が有効でアクティブな記述子ではありません。

     [EMFILE]           あまりにも多くの記述子がアクティブです。

     dup2() システムコールは、次の場合に失敗します:

     [EBADF]            oldd 引数が有効でアクティブな記述子でないか、または
                        newd 引数が、負であるか、または最大の許可できる記述子
                        の番号を越えています。

関連項目
     accept(2), close(2), fcntl(2), getdtablesize(2), open(2), pipe(2),
     socket(2), socketpair(2), dup3(3)

規格
     dup() と dup2() システムコールは、ISO/IEC 9945-1:1990 (``POSIX.1'') に適
     合するはずです。

歴史
     dup() と dup2() 関数は、Version 1 AT&T UNIX で登場しました。

FreeBSD 11.4                   December 1, 2017                   FreeBSD 11.4

Table of Contents

FreeBSD マニュアル検索