FreeBSD 日本語マニュアル検索 (jman/japropos/jwhatis)


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4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)

13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。



検索コマンド: man apropos whatis
コマンド/キーワード:
日本語マニュアル RELEASE :
セクション:
Table of Contents
名称 | 書式 | 解説 | CPUSET_T_INITIALIZER の例 | 関連項目 | 歴史 | 作者 | 警告
CPUSET(9)              FreeBSD カーネル開発者マニュアル              CPUSET(9)

名称
     cpuset(9) -- CPUSET_T_INITIALIZER, CPUSET_FSET, CPU_CLR, CPU_COPY,
     CPU_ISSET, CPU_SET, CPU_ZERO, CPU_FILL, CPU_SETOF, CPU_EMPTY,
     CPU_ISFULLSET, CPU_FFS, CPU_COUNT, CPU_SUBSET, CPU_OVERLAP, CPU_CMP,
     CPU_OR, CPU_AND, CPU_NAND, CPU_CLR_ATOMIC, CPU_SET_ATOMIC,
     CPU_SET_ATOMIC_ACQ, CPU_AND_ATOMIC, CPU_OR_ATOMIC, CPU_COPY_STORE_REL --
     cpuset 操作マクロ

書式
     #include <sys/_cpuset.h>
     #include <sys/cpuset.h>

     CPUSET_T_INITIALIZER(ARRAY_CONTENTS);

     CPUSET_FSET

     CPU_CLR(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_COPY(cpuset_t *from, cpuset_t *to);

     bool
     CPU_ISSET(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_SET(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_ZERO(cpuset_t *cpuset);

     CPU_FILL(cpuset_t *cpuset);

     CPU_SETOF(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     bool
     CPU_EMPTY(cpuset_t *cpuset);

     bool
     CPU_ISFULLSET(cpuset_t *cpuset);

     int
     CPU_FFS(cpuset_t *cpuset);

     int
     CPU_COUNT(cpuset_t *cpuset);

     bool
     CPU_SUBSET(cpuset_t *haystack, cpuset_t *needle);

     bool
     CPU_OVERLAP(cpuset_t *cpuset1, cpuset_t *cpuset2);

     bool
     CPU_CMP(cpuset_t *cpuset1, cpuset_t *cpuset2);

     CPU_OR(cpuset_t *dst, cpuset_t *src);

     CPU_AND(cpuset_t *dst, cpuset_t *src);

     CPU_NAND(cpuset_t *dst, cpuset_t *src);

     CPU_CLR_ATOMIC(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_SET_ATOMIC(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_SET_ATOMIC_ACQ(size_t cpu_idx, cpuset_t *cpuset);

     CPU_AND_ATOMIC(cpuset_t *dst, cpuset_t *src);

     CPU_OR_ATOMIC(cpuset_t *dst, cpuset_t *src);

     CPU_COPY_STORE_REL(cpuset_t *from, cpuset_t *to);

解説
     マクロの cpuset(9) ファミリは、bitset(9) マクロによって裏打ちされた柔軟性
     があり、効率的な CPU 設定の実装を提供しています。各 CPU は、単一のビット
     によって表されます。cpuset_t によって表現可能な CPU の最大の数は、MAXCPU
     です。cpuset の個別の CPU は、インデックス 0 から MAXCPU - 1 を通して参照
     されます。

     CPUSET_T_INITIALIZER() マクロは、それがコンパイル時のリテラル値で
     cpuset_t を初期化することができます。

     CPUSET_FSET() マクロは、CPUSET_T_INITIALIZER() によって使用可能な、コンパ
     イル時のリテラルを生成し、完全な cpuset (すべての CPU が存在する) を表し
     ています。CPUSET_T_INITIALIZER() と CPUSET_FSET() 使用法の例については、
     CPUSET_T_INITIALIZER の例セクションを参照してください。

     CPU_CLR() マクロは、cpuset によって指された cpuset から CPU cpu_idx を削
     除します。CPU_CLR_ATOMIC() マクロは、同一ですが、CPU を表しているビット
     は、不可分なマシン命令でクリアされます。

     CPU_COPY() マクロは、cpuset from の内容を cpuset to にコピーします。
     CPU_COPY_STORE_REL() と同様ですが、from から構成要素のマシン語をコピー
     し、リリースのセマンティックスで不可分に格納されるとともに to までそれら
     を書き込みます。(すなわち、to が、複数のマシン語からなるなら、
     CPU_COPY_STORE_REL() は、複数の個別に不可分な操作を実行します。)

     CPU_SET() マクロは、まだそれが存在しないなら、cpuset によって指された
     cpuset に CPU cpu_idx を追加します。CPU_SET_ATOMIC() マクロは、同一です
     が、CPU を表しているビットは、不可分なマシン命令で設定されます。
     CPU_SET_ATOMIC_ACQ() マクロは、不可分に獲得されたセマンティックスで CPU
     を表しているビットを設定します。

     CPU_ZERO() マクロは、cpuset のすべてのCPU を削除します。

     CPU_FILL() マクロは、cpuset にすべての CPU を追加します。

     CPU_SETOF() マクロは、CPU cpu_idx だけを設定する前に、cpuset のすべての
     ビットを削除します。

     CPU_EMPTY() マクロは、cpuset が空であるなら、true (真) を返します。

     CPU_ISFULLSET() マクロは、cpuset が (すべてのCPU が設定される) full であ
     るなら、true (真) を返します。

     CPU_FFS() マクロは、cpuset の最初 (下位) の CPU の 1-index を返し、cpuset
     が空であるなら、0 を返します。ffs(3) でのように、あらゆる他の cpuset(9)
     マクロへの cpu_idx インデックスのパラメータとして CPU_FFS() の 0 でない結
     果を使用するために、利用者は、結果からそれを取り去らなければなりません。

     CPU_COUNT() マクロは、cpuset の CPU の合計の数を返します。

     CPU_SUBSET() マクロは、needlehaystack のサブセットであるなら、true
     (真) を返します。

     CPU_OVERLAP() マクロは、cpuset1cpuset2 にあらゆる共通の CPU があるな
     ら、true (真) を返します。(すなわち、cpuset1 AND (論理積) cpuset2 が空集
     合ではないなら。)

     CPU_CMP() マクロは、cpuset1cpuset2 と等しく「ない」なら、true (真) を
     返します。

     CPU_OR() マクロは、src に存在する CPU を dst に追加します。(それは、スカ
     ラの cpuset(9) の同等のものです: dst |= src。) CPU_OR_ATOMIC() と同様です
     が、不可分なマシン命令で dst の構成要素のマシン語で CPU を表しているビッ
     トを設定します。(すなわち、dst が複数のマシン語から成るなら、
     CPU_OR_ATOMIC() は、複数の個別の不可分の操作を実行します。)

     CPU_AND() マクロは、dst から src の存在しない CPU を削除します。(それは、
     スカラの cpuset(9) の同等のものです: dst &= src。) CPU_AND_ATOMIC() は、
     CPU_OR_ATOMIC() と同じ不可分のセマンティックスと同様です。

     CPU_NAND() マクロは、dst から src の CPU を削除します。(それは、スカラの
     cpuset(9) の同等のものです: dst &= ~ src。)

CPUSET_T_INITIALIZER の例
     cpuset_t myset;

     /* 満たすために myset を初期化する (すべての CPU) */
     myset = CPUSET_T_INITIALIZER(CPUSET_FSET);

     /* 最下位の CPU のみ myset を初期化します */
     myset = CPUSET_T_INITIALIZER(0x1);

関連項目
     cpuset(1), cpuset(2), bitset(9)

歴史
     <sys/cpuset.h> は、2009 年 1 月にリリースされた FreeBSD 7.1 と 2009 年 11
     月にリリースされた FreeBSD 8.0 ではじめて登場しました。

     このマニュアルページは、FreeBSD 11.0 ではじめて登場しました。

作者
     cpuset(9) マクロは、Jeff Roberson <jeff@FreeBSD.org> によって書かれまし
     た。このマニュアルページは、Conrad Meyer <cem@FreeBSD.org> によって書かれ
     ました。

警告
     0 でインデックス付けられた個別に設定されたメンバへのすべての他の参照と
     違って、CPU_FFS() は、1 でインデックス付けられた結果を返します、(または、
     cpuset が空であるなら、0 を返します)。

FreeBSD 11.4                    August 1, 2016                    FreeBSD 11.4

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