日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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CAT(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル CAT(1) 名称 cat -- ファイルを連結して、印刷 (表示) する 書式 cat [-belnstuv] [file ...] 解説 cat ユーティリティは、連続してファイルを読み込み、標準出力にそれらを書き 込みます。file オペランドは、コマンド行の順に処理されます。file が単一の ダッシュ (`-') であるか、または指定されないなら、cat は、標準入力から読み 込みます。file が UNIX ドメインのソケットであるなら、cat は、それに接続し て、次に、EOF までそれを読み込みます。これは、inetd(8) で利用可能な UNIX ドメインのバインディング機能を補完します。 オプションは、次の通りです: -b 空白行でない出力に 1 から始まる番号を付けます。 -e 非印刷文字 (-v オプション参照) を表示して、各行の終わりにドル記号 (`$') を表示します。 -l 標準出力ファイルの記述子でで排他的な問合せ型 (advisory) ロックを 設定します。このロックは、F_SETLKW コマンドともに fcntl(2) を使用 して設定されます。出力ファイルが既にロックされているなら、cat は、ロックが獲得されるまで、ブロックします。しょう。 -n 出力行に 1 から始まる番号を付けます。 -s 複数の隣接した空行を詰め込み、出力を単一の空行にします。 -t 非印刷文字 (-v オプション参照) を表示して、`^I' としてタブ文字を 表示します。 -u 出力のバッファリングを無効にします。 -v 非印刷文字が目に見えるように、それらを表示します。制御文字は、 control-X に対して `^X' として印刷 (表示) します。削除文字 (8 進 数 0177) は、`^?' として印刷 (表示) します。(最上位ビットがある) 非 ASCII 文字は、下位 7 ビットの文字が続く `M-' (メタ文字) として 印刷 (表示) されます。 終了ステータス ユーティリティ cat は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了し ます。 使用例 コマンド cat file1 は、file1 の内容を標準出力へ印刷 (表示) します。 コマンド cat file1 file2 > file3 は、file3 が既に存在するなら、切り詰めて file1 と file2 の内容を file3 に 順番に印刷 (表示) します。リダイレクトに関する詳細については、シェル (例 えば、sh(1)) のマニュアルページを参照してください。 コマンド cat file1 - file2 - file3 は、file1 の内容を印刷 (表示) し、EOF (`^D') 文字を受け取るまで、標準入力 から受け取ったデータを印刷 (表示) し、file2 の内容を印刷 (表示) し、再 び、標準入力の内容を読み込んで出力し、最後に file3 の内容を出力します。標 準入力がファイルを参照しているなら、最初の `-' オペランドに遭遇したとき、 ファイルのすべての内容は、cat によって既に読み込まれ印刷されているので、 コマンド行の 2 番目のダッシュは、効果がないことに注意していください。 関連項目 head(1), more(1), pr(1), sh(1), tail(1), vis(1), zcat(1), fcntl(2), setbuf(3) Rob Pike, "UNIX Style, or cat -v Considered Harmful", USENIX Summer Conference Proceedings, 1983. 規格 cat ユーティリティは、IEEE Std 1003.2-1992 (``POSIX.2'') 仕様に準拠してい ます。 フラグ [-belnstv] は、仕様の拡張です。 歴史 cat ユーティリティは、Version 1 AT&T UNIX で登場しました。Dennis Ritchie は、最初のマニュアルページを設計して書きました。それは、cat のためだった と思われます。 バグ 出力のリダイレクションを実行するために使用されるシェル言語メカニズムのた めに、コマンド ``cat file1 file2 > file1'' によって file1 中の元のデータ は、破壊されます! cat ユーティリティは、-t または -v オプションが有効なとき、マルチバイト文 字を認識しません。 FreeBSD 11.4 January 29, 2013 FreeBSD 11.4