日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K, 12.1-RELEASE-K は、 プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.4-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K から 8.4-RELEASE-K, 9.0-RELEASE-K から 9.3-RELEASE-K, 10.0-RELEASE-K から 10.3-RELEASE-K, 11.0-RELEASE-K から 11.4-RELEASE-K, 12.0-RELEASE-K から 12.4-RELEASE-K, 13.0-RELEASE-K から 13.3-RELEASE-K, 14.0-RELEASE-K から 14.1-RELEASE-K は、全翻訳済み)
13.3-STABLE-K, 15.0-CURRENT-K は現在、作成中で日々更新されています。
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BCE(4) FreeBSD カーネルインタフェースマニュアル BCE(4) 名称 bce -- QLogic NetXtreme II (BCM5706/5708/5709/5716) PCI/PCIe Gigabit イー サネットアダプタドライバ 書式 このドライバをカーネルにコンパイルするためには、次の行を利用者のカーネル 設定ファイルに置きます: device miibus device bce もう一つの方法として、ブート時にモジュールとしてドライバをロードするため には、次の行を loader.conf(5) に置きます: if_bce_load="YES" 解説 bce ドライバは、BCM5706, BCM5708, BCM5709 と BCM5716 イーサネットコント ローラを含む QLogic の NetXtreme II 製品ファミリをサポートします。 NetXtreme II 製品ファミリは、同じコントローラのすべてで、標準の L2 イーサ ネットトラフィックに加えて、TCP Offload Engine (TOE)、Remote DMA (RDMA) と iSCSI アクセラレーションをサポートする様々な Converged NIC (または、 CNIC) イーサネットコントローラで構成されます。 次の機能は、FreeBSD の下で bce ドライバでサポートされます: IP/TCP/UDP checksum offload Jumbo frames (up to 9022 bytes) VLAN tag stripping Interrupt coalescing 10/100/1000Mbps operation in full-duplex mode 10/100Mbps operation in half-duplex mode bce ドライバは、次のメディアタイプをサポートします: autoselect メディアタイプとオプションの自動選択を有効にします。ユーザ は、rc.conf(5) にメディアオプションを加えることによって、手 動で自動選択モードを無効にできます。 10baseT/UTP 10Mbps オペレーションを設定します。ifconfig(8) の mediaopt オプションも全二重または半二重モードのいずれかを選択するため に使用できます。 100baseTX 100Mbps (ファーストイーサネット) オペレーションを設定しま す。ifconfig(8) の mediaopt オプションも全二重または半二重 モードのいずれかを選択するために使用できます。 1000baseSX 1000Mbps オペレーションを設定します。全二重モードのみこの速 度でサポートされます。 1000baseT ツイストペア上の 1000baseT オペレーションを設定します。全二 重モードのみサポートされます。 2500BaseSX 2500Mbps オペレーションを設定します。全二重モードのみサポー トされます。 bce ドライバは、次のメディアオプションをサポートします: full-duplex 全二重オペレーションを強制的に設定します。 half-duplex 半二重オペレーションを強制的に設定します。 このデバイスの設定についてのより詳しい情報については、ifconfig(8) を参照 してください。 ハードウェア bce ドライバは、次を含んでギガビットイーサネットコントローラの QLogic NetXtreme II ファミリに基づく様々な NIC のサポートを行います: • QLogic NetXtreme II BCM5706 1000Base-SX • QLogic NetXtreme II BCM5706 1000Base-T • QLogic NetXtreme II BCM5708 1000Base-SX • QLogic NetXtreme II BCM5708 1000Base-T • QLogic NetXtreme II BCM5709 1000Base-SX • QLogic NetXtreme II BCM5709 1000Base-T • QLogic NetXtreme II BCM5716 1000Base-T • Dell PowerEdge 1950 integrated BCM5708 NIC • Dell PowerEdge 2950 integrated BCM5708 NIC • Dell PowerEdge R710 integrated BCM5709 NIC • HP NC370F Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC370T Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC370i Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC371i Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC373F PCIe Multifunc Giga Server Adapter • HP NC373T PCIe Multifunction Gig Server Adapter • HP NC373i Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC373m Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC374m PCIe Multifunction Adapter • HP NC380T PCIe DP Multifunc Gig Server Adapter • HP NC382T PCIe DP Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC382i DP Multifunction Gigabit Server Adapter • HP NC382m DP 1GbE Multifunction BL-c Adapter SYSCTL 変数 次の変数は、sysctl(8) 変数と loader(8) 調整変数の両方で利用可能です: hw.bce.verbose コンソールへの冗長なログ記録と出力を有効に/無効にします。デバッグ のために役に立ちます (デフィルトは、0)。 hw.bce.msi_enable MSI サポートを有効に/無効にします (デフィルトは、1)。 hw.bce.tso_enable TSO サポートを有効に/無効にします (デフィルトは、1)。 hw.bce.strict_rx_mtu 厳密な RX フレームサイズのチェックを有効に/無効にします (デフィル トは、0)。 hw.bce.hdr_split フレームヘッダ/ペイロードの分割を有効に/無効にします (デフィルト は、1)。 hw.bce.rx_pages ドライバによってパケットを受信するするために割り当てられたメモリ ページの数を設定します。整列問題のために、この値は、1、2、4 また は 8 のみ設定できます (デフィルトは、2)。 hw.bce.tx_pages ドライバによってパケットを送信するために割り当てられたメモリペー ジの数を設定します。整列問題のために、この値は、1、2、4 または 8 のみ設定できます (デフィルトは、2)。 hw.bce.rx_ticks RX 処理活動のために状態ブロックの更新を生成する前にウェートするマ イクロ秒チック (tick) 単位の時間。0-100 の値が有効です。0 の値 は、この状態ブロック更新を無効にします。また、 hw.bce.rx_quick_cons_trip が 0 であるなら、0 に設定することはでき ません (デフィルトは、18)。 hw.bce.rx_ticks_int 状態ブロック更新を生成する前に RX 割込処理の間にウェートするマイ クロ秒チック (tick) 単位の時間。0-100 の値が有効です。有効な値 は、0-100 の範囲です。0 の値は、この状態ブロック更新を無効にしま す (デフィルトは、18)。 hw.bce.rx_quick_cons_trip 状態ブロックが生成される前に、終了しなければならない、RX Quick BD Chain エントリの数。0-256 の値が有効です。0 の値は、この状態ブ ロック更新を無効にします。また、hw.bce.rx_ticks が 0 であるなら、 0 に設定することはできません (デフィルトは、6)。 hw.bce.rx_quick_cons_trip_int 状態ブロックが割込処理の間に生成される前に、終了しなければならな い、RX クイック BD エントリの数。0-256 の値が有効です。0 の値は、 この状態ブロック更新を無効にします (デフィルトは、6)。 hw.bce.tx_ticks 状態ブロック更新が TX 活動のために生成される前に、ウェートするマ イクロ秒チック (tick) 単位の時間。0-100 の値が有効です。0 の値 は、この状態ブロック更新を無効にします。また、 hw.bce.tx_quick_cons_trip が 0 であるなら、0 に設定することはでき ません (デフィルトは、80)。 hw.bce.tx_ticks_int 状態ブロック更新が TX 活動のために生成される前に、割込処理で ウェートするマイクロ秒チック (tick) 単位の時間。0-100 の値が有効 です。0 の値は、この状態ブロック更新を無効にします (デフィルト は、80)。 hw.bce.tx_cons_trip 状態ブロックが生成される前に、終了しなければならない、TX Quick BD Chain エントリの数。0-100 の値が有効です。0 の値は、この状態ブ ロック更新を無効にします。また、hw.bce.tx_ticks が 0 であるなら、 0 に設定することはできません (デフィルトは、20)。 hw.bce.tx_cons_trip_int 状態ブロックが割り込みの間に生成される前に、終了しなければならな い、TX Quick BD Chain エントリの数。0-100 の値が有効です。0 の値 は、この状態ブロック更新を無効にします (デフィルトは、20)。 診断 bce%d: PCI memory allocation failed! ドライバは、致命的な初期化エラーに 遭遇しました。 bce%d: PCI map interrupt failed! ドライバは、致命的な初期化エラーに遭遇 しました。 bce%d: Unsupported controller revision (%c%d) ドライバは、使用中のコント ローラリビジョンをサポートしません。 bce%d: Controller initialization failed! ドライバは、致命的な初期化エ ラーに遭遇しました。 bce%d: NVRAM test failed! ドライバは、正しくコントローラ NVRAM にアクセ スすることができませんでした。 bce%d: DMA resource allocation failed! ドライバは、コントローラのホスト メモリデータ構造をセットアップするためのメモリを DMA に割り付けることがで きませんでした。 bce%d: Interface allocation failed! ドライバは、コントローラのためのネッ トワークインタフェースを作成することができませんでした。 bce%d: PHY probe failed! ドライバは、コントローラによって使用される PHY にアクセスすることができませんでした。 bce%d: Failed to setup IRQ! ドライバは、IRQ ハンドラを初期化することがで きませんでした。 bce%d: Error: PHY read timeout! ドライバは、タイムアウトの期間の期限が切 れる前に PHY レジスタを読み込むことができませんでした。 bce%d: PHY write timeout! ドライバは、タイムアウトが起こったので、PHY レ ジスタに書き込むことができませんでした。 bce%d: Timeout error reading NVRAM at offset 0x%08X! ドライバは、タイム アウトが起こったので、NVRAM に書き込むことができませんでした。 bce%d: Unknown Flash NVRAM found! ドライバは、使用される NVRAM デバイス を認識しません、したがって、正しくそれにアクセスすることができません。 bce%d: Invalid NVRAM magic value! ドライバは、NVRAM を読み込むことができ ません、または NVRAM が不正です。 bce%d: Invalid Manufacturing Information NVRAM CRC! ドライバは、NVRAM を 読み込むことができません、または NVRAM が不正です。 bce%d: Invalid Feature Configuration Information NVRAM CRC! ドライバは、 NVRAM を読み込むことができません、または NVRAM が不正です。 bce%d: DMA mapping error! ドライバは、メモリをコントローラによって必要と された DMA のアドレス可能な空間にマップすることができませんでした。 bce%d: Could not allocate parent DMA tag! ドライバは、PCI 互換 DMA タグ を割り付けることができませんでした。 bce%d: Could not allocate status block DMA tag! ドライバは、コントローラ の状態ブロックのための DMA タグを割り付けることができませんでした。 bce%d: Could not allocate status block DMA memory! ドライバは、コント ローラの状態ブロックのための DMA アドレス可能なメモリを割り付けることがで きませんでした。 bce%d: Could not map status block DMA memory! ドライバは、状態ブロックメ モリをコントローラの DMA アドレス空間にマップすることができませんでした。 bce%d: Could not allocate statistics block DMA tag! ドライバは、コント ローラの統計ブロックのための DMA タグを割り付けることができませんでした。 bce%d: Could not allocate statistics block DMA memory! ドライバは、コン トローラの統計ブロックのための DMA アドレス可能なメモリを割り付けることが できませんでした。 bce%d: Could not map statistics block DMA memory! ドライバは、統計ブロッ クメモリをコントローラの DMA アドレス空間にマップすることができませんでし た。 bce%d: Could not allocate TX descriptor chain DMA tag! ドライバは、コン トローラの TX チェーンのための DMA タグを割り付けることができませんでし た。 bce%d: Could not allocate TX descriptor chain DMA memory! ドライバは、コ ントローラの TX チェーンのための DMA アドレス可能なメモリを割り付けること ができませんでした。 bce%d: Could not map TX descriptor chain DMA memory! ドライバは、TX 記述 子チェーンメモリをコントローラの DMA アドレス空間にマップすることができま せんでした。 bce%d: Could not allocate TX mbuf DMA tag! ドライバは、コントローラの TX mbuf メモリのための DMA タグを割り付けることができませんでした。 bce%d: Unable to create TX mbuf DMA map! ドライバは、TX mbuf メモリをコ ントローラの DMA アドレス空間にマップすることができませんでした。 bce%d: Could not allocate RX descriptor chain DMA tag! ドライバは、コン トローラの RX チェーンのための DMA タグを割り付けることができませんでし た。 bce%d: Could not allocate RX descriptor chain ドライバは、コントローラ の RX チェーンのための DMA アドレス可能なメモリを割り付けることができませ んでした。 bce%d: Could not map RX descriptor chain DMA memory! ドライバは、RX 記述 子チェーンメモリをコントローラの DMA アドレス空間にマップすることができま せんでした。 bce%d: Could not allocate RX mbuf DMA tag! ドライバは、コントローラの RX mbuf メモリのための DMA タグを割り付けることができませんでした。 bce%d: Unable to create RX mbuf DMA map! ドライバは、RX mbuf メモリをコ ントローラの DMA アドレス空間にマップすることができませんでした。 bce%d: Firmware synchronization timeout! ドライバは、コントローラで実行 されるファームウェアに同期することができませんでした。ファームウェアは、 停止されるか、またはハングアップするかもしれません。 bce%d: Invalid Ethernet address! ドライバは、NVRAM から有効なイーサネッ ト MAC アドレスを読み込むことができませんでした。 bce%d: Reset failed! ドライバは、致命的な初期化エラーに遭遇しました。 bce%d: Byte swap is incorrect! ドライバは、致命的な初期化エラーに遭遇し ました。使用中の CPU アーキテクチャとシステムチップセットの詳細とともに作 者に連絡してください。 bce%d: Firmware did not complete initialization! ドライバは、致命的な初 期化エラーに遭遇しました。 bce%d: Bootcode not running! ドライバは、致命的な初期化エラーに遭遇しま した。 bce%d: Error mapping mbuf into RX chain! ドライバは、RX mbuf を DMA のア ドレス可能なメモリにマップすることができませんでした。 bce%d: Error filling RX chain: rx_bd[0x%04X]! ドライバは、初期化の間に RX チェーンを満たすのに十分な mbuf を割り付けることができませんでした。シ ステムで利用可能な mbuf の数を増やしてみるか、システムメモリを増加させる か、またはジャンボなフレームを使用するなら、十分な 9KB mbuf が利用可能か 確かめてください。 bce%d: Failed to allocate new mbuf, incoming frame dropped! ドライバは、 RX チェーンのための新しい mbuf を割り付けることができないで、プロセスの着 信フレームを落として、受信したフレームのための mbuf を再利用しました。シ ステムで利用可能な mbuf の数を増加してみるか、またはシステムのメモリを増 加してください。 bce%d: Controller reset failed! 致命的な初期化エラーが発生しました。 bce%d: Controller initialization failed! 致命的な初期化エラーが発生しま した。 bce%d: Block initialization failed! 致命的な初期化エラーが発生しました。 bce%d: Error mapping mbuf into TX chain! ドライバは、TX mbuf を DMA アド レス可能なメモリにマップすることができませんでした。 bce%d: Error registering poll function! ドライバは、ポーリング関数を登録 する試みの間にエラーを受信しました。 bce%d: Changing VLAN_MTU not supported. VLAN MTU を変更することは現在、 ドライバによってサポートされていません。 bce%d: Cannot change VLAN_HWTAGGING while management firmware (ASF/IPMI/UMP) is running! ASF/IPMI/UMP をサポートする管理ファームウェア は、VLAN タグストリップがコントローラで有効にされることを必要とします。 bce%d: Changing VLAN_HWTAGGING not supported! VLAN タグストリップを無効 にすることは、現在、ドライバによってサポートされていません。 bce%d: Watchdog timeout occurred, resetting! デバイスは、ネットワークに 応答することを停止したか、ケーブル接続に関する問題があるか、またはドライ バの論理的な問題が起こりました。 bce%d: Fatal attention detected: 0x%08X! コントローラハードウェアの故障 が起こりました。問題が続くなら、コントローラを取り替えてください。 サポート サポートの質問については、QLogic に承認された再販業者、または http://support.qlogic.com または <support@qlogic.com> で電子メールによっ て QLogic テクニカルサポートに連絡してください。 関連項目 altq(4), arp(4), miibus(4), netintro(4), ng_ether(4), vlan(4), ifconfig(8) 歴史 bce デバイスドライバは、FreeBSD 6.1 ではじめて登場しました。 作者 bce ドライバは、David Christensen <davidch@broadcom.com> によって書かれま した。 FreeBSD 11.4 June 4, 2012 FreeBSD 11.4